よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和8年版 厚生労働白書 (87 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/26/dl/zentai.pdf
出典情報 令和8年版 厚生労働白書(9/29)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第1部

これからの医療・介護・福祉の現場で働くことを考える

従来、患者の入退院調整やベッドコントロールについては、主治医や看護師長、担当の

MSW(医療ソーシャルワーカー)次第となっており、退院待ちの時間が長くなるケースも生

同センターでは、入退院に関わる多職種の職員が一堂に会し、入退院に関わる様々なデータ

2

一元管理するための入退院管理センターを設置した。

をリアルタイムに内製化したモニターで確認し、統一ルールで入退院業務を一元的に実施する

医療福祉相談課 係長(MSW)

副センター長(専従)
(元地域連携課長・
社会福祉士)

診療情報管理士(事務)

副センター長(専任)
(看護副部長 兼務)

医療福祉相談課長(MSW)

入退院支援課長(看護師)

地域連携課長(事務)

地域連携課 係長(事務)

センター長(医師)

また、患者(利用者)のフローの可視化・最適化は、当初は、恵寿総合病院内にとどまって

いたが、その成果を踏まえ、グループ内の介護施設や福祉施設等にも拡大し、全体最適の視点
を重視した。

さらに、現在では、訪問看護、訪問介護、訪問リハ等の在宅系サービスにも取り入れてお

り、これらの最適実施・スケジュール調整を含めた一元管理を行うために、2025(令和 7)
年に「地域包括ケアセンター」を設置した。

以上の取組みにより、効率的な入退院や訪問等が可能となり、多職種の職員が本来行うべき

医療や介護・福祉等に集中する時間を生み出し、その質を向上させるだけでなく、経営面にも
好影響を与えている。

恵寿総合病院の平均在院日数は入退院管理センターが設置される直前の 2021 年から 2025

年にかけて 15.4 日から 11.0 日に減少する一方で、新入院患者数は 5,694 人から 7,229 人に
増加している。病院機能が向上することで集患ができ、診療報酬上も入院単価が上がること
で、結果として、増収増益につながっている。
8,000

新入院患者数
増加

5,694人

16
15.4

6,000

12
12.1

7,229人

11.5

11.4

11.0

4,000

8

2,000

4

平均在院日数
減少

15.4日

11.0日
0

5,694

6,482

6,372

6,978

7,229

2021

2022

2023

2024

2025

0

令和 8 年版

厚生労働白書

2040年に向けた、医療・介護・障害福祉の現場における取組み―テクノロジー(ICT、AI、ロボット等)の活用による生産性向上―

ことにより、入院前から入院中、退院後までの流れ(フロー)を可視化・最適化している。

章

データ分析の結果、課題が浮き彫りとなったため、2022(令和 4)年に、入退院調整等を

第

じていた。

73