令和8年版 厚生労働白書 (336 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/26/dl/zentai.pdf |
| 出典情報 | 令和8年版 厚生労働白書(9/29)《厚生労働省》 |
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加えて、エボラ出血熱を始めとした、国内でほとんど経験することのない感染症につい
て海外で医療研修を行う「一類感染症等予防・診断・治療研修事業」を実施しており、さ
らに、国際的に脅威となる感染症の危機管理対応で中心的な役割を担う将来のリーダーを
育成するため、2015(平成 27)年度から「感染症危機管理専門家(Infectious Disease
Emergency Specialist:IDES)養成プログラム」を開設し、JIHS や WHO 等の国内外
の関係機関と連携して、人材育成に努めている。
新型コロナウイルス感染症の対応では地方行政機関や医療機関等において感染危機に対
応する人材の不足や、関係機関間の調整等の対応に苦慮したことから、感染症危機に対応
できる高度な専門性や経験を有し、分野横断的な知識、関係機関との調整能力を有する
リーダーシップ人材や、有事における各地域での対応の中でリーダーシップを発揮し感染
症対策を実践していく人材の育成を行うため、2024(令和 6)年度から「感染症危機管
理リーダーシップ研修(Infectious Disease Crisis Leadership Program:IDCL)」を
開始している。
健康で安全な生活の確保
第
章
7
2 麻しん・風しん対策について
麻 し ん は、2015( 平 成
風しん の抗体検査 を受けましょう
27) 年 3 月 に WHO 西 太 平
多くの自治体で風しんの抗体検査の助成が行われています。
詳細は 、お住まいの市区町村にお問い合わせください。
Q. 風しんってどんな病気?
洋地域事務局により日本が排
主な感染経路
難聴
感染者の咳のしぶき(飛まつ )
を吸い込むことによる
飛まつ感染や 、感染者と接触したりすることによる
先天性心疾患
接触感染が知られています。ウイルス排出は発しん
れ、その後、排除状態を維持
が出る前後1週間で 、発症前から感染力があります。
● 妊娠20週頃までに感染すると
先天性心疾患や難聴、白内障などの先天異常を含むさ
することができている。しか
の赤ちゃんが生まれてくる可能性が高くなるといわれ
発熱・発しん(全身の小さな
16週の場合は50%などで発症するとされています)。
ています(妊娠12週までにかかった場合85% 、妊娠13~
●麻しん風しん混合ワクチンは接種できない
れ(主に首·後頭部·耳の後ろ)
麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン )は生ワク
が 三主徴で 、感染後2~3週間
チンです。生ワクチンは胎盤を通じて赤ちゃんに影
の 潜伏期間を 経て 発症し ま
響する可能性があるため 、妊娠中の女性は接種でき
す。脳炎や血小板減少性紫斑
ません。抗体を持たない 、または抗体価の低い女性
病な ど の 合併症を 認め る こ
ともあり 、入院を要することもあります。
一方で 、感染しても発症しない場合もあります。小児で
は30~50% 、大人では15%程度といわれており 、発症し
5)年以降、麻しんの流行が
」
まざまな症状を発症する「先天性風しん症候群(CRS )
Q. どんな症状が出るの?
赤い 発し ん )
・リンパ節の 腫
し、世界的にも 2023(令和
ても三主徴のすべてがそろわない場合も多くあります。
は 、風しん流行時には可能な限り不要不急の外出を
避けてください。妊婦の周りにいるパートナーや家
族も 、ご 自身の ワクチン接種歴や 風し ん 罹患歴を 確
認し 、必要に応じてワクチン接種を検討するなど予
防に努めましょう。ウイルスに感染しても症状が出
ないこともあるので 、周囲に風しんにかかっている
予防と対策
人がいる場合は 、妊婦健診前に医療機関に連絡し 、受
診の留意点などご相談ください。
麻し ん 風し ん 混合ワクチン
報告され、諸外国では、麻し
風しん の
抗体検査
んの排除認定を受けた国で
認定を失った国がある。
白内障など
しん 、リンパ節の腫れです。
除状態にあることが認定さ
あっても、再び流行が起こり
妊婦は特に注意!!
風しんは 、風しんウイルスによる感染症で 、特徴は発熱 、発
を受けましょう
(MRワクチン )を接種するこ
と に よって 、95% 程度の 人
風しんの発生状況
が 麻し ん ウイルスと 風し ん
厚生労働省は、世界保健機関(WHO )西太平洋地域事務局に
ウイルスに 対す る 免疫を 獲
より、日本の風しんの排除が認定されたことを2025年9月
26日に発表しました。2021年以降、国内の報告は年間数例か
得できるといわれています。
妊娠を 希望す る 女性等に お
い て は 、2回の 接種を 完了
す る こ と で 、よ り 確実な 予
防が可能となります。
MRワクチンの 定期接種は 、
1 歳の 1 年間(第 1 期 )、5 歳以
上7歳未満で 、小学校入学前
の1年間(第2期 )
の2回です。
ら十数例で推移しています。しかし、世界においては風しん
が流行している国や地域があり、今後も海外から持ち込まれ
ることが考えられるため引き続き注意が必要です。
「妊娠を希望される方 」と「パートナー 」
「同居家族 」等は 、
風しんの抗体検査 を受けましょう。妊婦が風しんにかかることで 、
「先天性風しん症候群 」をもったこどもが生まれることがあります。
厚生労働省
風しん情報サイト
令和 7 年度風しんの普及啓発に関する資材
2020( 令 和 2) 年 の 新 型
コロナウイルス感染症の流行以降、国内の麻しんの報告は低調となっていたが、近年は海
外渡航歴のある者や海外からの入国者を発端とする麻しんの集団発生および国内における
イベント会場、飲食店、家庭や学校等での二次感染を含む感染伝播事例が増加している。
このため事務連絡を発出し、注意喚起と積極的なワクチン接種の勧奨を行うとともに厚
生労働省ホームページや SNS 等において普及啓発を継続している。
風しんは、2025(令和 7)年 9 月に WHO 西太平洋地域事務局により日本の風しんの
排除が認定された。日本国内の風しんの発生動向は、2021(令和 3)年以降は年間数例
から十数例で推移し、いずれも 5 年間(60ヵ月)以上、散発例の報告のみであり、先天
性風しん症候群は 2021 年第 2 週に 1 例報告を受けて以降は、発生していない状況である。
一方諸外国では流行している国や地域があり、海外から日本国内へ持ち込まれる可能性は
十分に考えられる。今後も小児への確実な定期予防接種を基本としつつ、妊娠を希望する
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厚生労働白書