令和8年版 厚生労働白書 (78 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/26/dl/zentai.pdf |
| 出典情報 | 令和8年版 厚生労働白書(9/29)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
さらに、手術器械管理に ICT を活用した医療機関の事例*15 では、手術の準備等が効率
化され、手術 1 件当たりの機器の組立に要する時間が 566.3 秒から 312.8 秒へと短縮され
第
章
2
た。その結果、年間の手術件数が 1,134 件増加した(図表 2-2-3)。
このように、テクノロジーの活用は、導入が進んでいる医療機関を中心に、時間外労働
の削減や直接ケア時間の確保、医療安全の向上など、医療現場の多様な業務工程において
2040年に向けた、医療・介護・障害福祉の現場における取組み―テクノロジー(ICT、AI、ロボット等)の活用による生産性向上―
効果が確認されている。こうした取組みの進め方や現場での工夫、具体的な導入プロセス
についての先進的な実例を次で紹介する。
図表 2-2-3
看護業務の効率化の主な例
看護業務の効率化の主な例①
看護業務におけるICT機器等の主な導入例
業務内容(行為時間)
※行為時間合計1440分(24時間)
業務内容
A:入院(13.22分)
・入院オリエンテーション
・入院診療計画書
・転倒転落アセスメント
・アナムネーゼ 等
転倒・転落
転倒転落アセ
予測システ
スメント
ムAI
機器の説明
主な効果
電子カルテに記載された看護記録をAI ○転倒転落リスク判定に係る時間
が解析し入院患者の転倒転落リスクを 患者1人につき5分 ⇒ 0分へ削減
評価し、リスクの高い患者の要因を一 ○転倒・転落インシデント報告件数
目で把握できる。
導入前460件 ⇒ 導入後 284件
無線機にイヤホンとマイクを取り付け ○報告・連絡に伴う時間・移動距離の削減
た通信機器で、携帯電話と違い、作業 (日勤8時間内を想定)
をする両手が空き、複数の人と同時に
導入前32分7秒/日 ⇒ 導入後0分/日
B:情報共有(190.68分)
看護師間の報 インターコ 通話を行うことができる。
告・連絡・相 ミュニケー
・患者等からの情報収集
ションシス
・看護師間の報告・連絡・相談 談
テム
・看護師間の申し送り
・医師への報告・連絡・相談
・他の職種への報告・連絡・相
談・調整
チャット機能、ビデオ通話、ファイル ○業務移動距離の減少(4~5km/日)
・カンファレンス 等
の共有など様々な機能があり、1対1 ⇒看護師1人当たり1日100分の時間を創出⇒看
看護師間の報
だけでなく、グループで使用できる。 護師(200名)の時間外労働が年間6000時間減少
告・連絡・相 SNS:
談
Teams等
* 14 民間病院(400 床規模)の事例。
* 15 国立大学病院(600 床規模)の事例。
64
導入機器
令和 8 年版
厚生労働白書