令和8年版 厚生労働白書 (337 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/26/dl/zentai.pdf |
| 出典情報 | 令和8年版 厚生労働白書(9/29)《厚生労働省》 |
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現下の政策課題への対応
女性等に対する風しん抗体検査補助事業等、総合的な対策を推進し、排除認定の維持に向
けて取組みを続けていく。
3 結核対策について
結核は、かつて「国民病」ともいわれ、我が国の死因第 1 位を占めるなど、国民の生命
と健康を脅かす感染症の一つとして恐れられていた。1951(昭和 26)年に結核予防法が
制定され、国を挙げての取組みにより、患者数が大幅に減少するなど、結核をめぐる状況
は飛躍的に改善され、2007(平成 19)年には結核予防法を感染症法に統合し、他の感染
症とともに総合的な結核対策を行うこととなった。2014(平成 26)年には、感染症法を
改正し、保健所や医療機関・薬局などとの連携の強化を法律に位置づけ、結核の患者に対
する服薬確認などを通じた支援体制の強化を図ることとした。
近年では患者数は減少傾向にあり、2021(令和 3)年、10 万人あたりの罹患率は 9.2
となり、結核低まん延国の水準を達成し、2024(令和 6)年は罹患率 8.1 と更に低下し
た。一方で、年間約 1 万人の患者が新たに発生(図表 7-3-1)するなど、結核は依然とし
て我が国の主要な感染症である。
新登録結核患者数の推移
70
100
新登録結核患者数(万人)
60
健康で安全な生活の確保
図表 7-3-1
結核病床利用率(%)
約59万人
90
80
50
第
70
7
50.4%
章
60
40
50
30
40
26.6%
20
30
20
10
0
約5万3千人
10
約1万人
1951(昭和 26)年
1989(平成元)年
2024(令和 6)年
0
資料:厚生労働省「2024 年結核登録者情報調査年報集計結果」及び「2024 年病院報告」より
厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部感染症対策課作成
特に、結核患者の高齢化が進み、結核だけでなく他の疾患を同時に加療する必要がある
など、患者の背景が複雑化しているほか、若年層の外国生まれの結核患者が増加傾向にあ
るなどの課題も生じてきており、引き続き対策を講ずる必要がある。このほか、患者の減
少に伴う結核病床の利用率の低下などにより、結核病棟を閉鎖する医療機関が相次ぐな
令和 8 年版
厚生労働白書
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