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令和8年版 厚生労働白書 (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/26/dl/zentai.pdf
出典情報 令和8年版 厚生労働白書(9/29)《厚生労働省》
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第1部

これからの医療・介護・福祉の現場で働くことを考える

設でどのような働き方ができるのか、といったことを参加者に知ってもらえるよう、事業者と

社会との関わりの場

受講後、実際に介護助手として施設で勤務する方からは、

「自分でもできる、という自信と社会との関わりを持てていることに満足している。入居者

や職員の方から名前を呼んでもらい、『ありがとう』と感謝してもらうことがとても嬉しい。
今後もずっと働き続けたい。」

「(入居者の方から)次はいつ来るの?と聞かれることもあり、楽しいので疲れない。仕事中

は時間が経つのが早く感じる」
といった声も聞かれるという。

全ての受講者が、その後、施設で働くことになるわけではないものの、茨城県福祉人材セン

ターの落合氏は、「この取組みを通じて、地域と関わりを持つきっかけになったり、認知症の
症状がある方への適切な関わり方を学ぶ機会になれば」と言う。
取材の翌日は、茨城県桜川市で養成講座が行われると聞いた。
明日も、新たな「ちいすけ」が誕生することになるだろう。

【富山県福祉人材センター】介護人材の掘り起こしの場

介護福祉士養成施設である富山短期大学(以下「養成校」
)では、令和 3 年度から介護の仕

事の理解促進と地域文化の醸成のため、地域の関係者と協力して、同校の学生や卒業生と公民
館などに出向き、介護の仕事やその魅力を発信するための出前講座を行っていた。

講座に参加した人のうち、興味を持ってくれた人を対象として、初級、中級、上級からなる

介護に関する入門的研修も実施しており、3 日間にわたる介護施設での業務体験を行うなど、
実践的な研修を行っていた。

参加者の参加の動機は、就労目的に限らず、家族の介護やボランティアのためなど、人それ

医療・介護・福祉を支える現場の現状と、2040年を見据えた課題と対応の方向性

交流する時間も設けている。

1

章

講座では、認知症や介護保険制度、介護予防などの講義を行うほか、介護施設の様子や、施

第

あり、平均して 15 人から 20 人が参加する。多いときには 50 人を超えることもあるという。

ぞれだが、介護人材になり得る人が集う場となっていたことは確かだ。

介護福祉士養成施設とのコラボ

令和 4 年、介護人材確保全体の動きをみてい

た富山県は、養成校と福祉人材センターが連

携することで総合的な人材確保策が加速する
と考えていたが、現場での実務的な連携まで
には至っていなかった。

ある日、介護助手の普及推進のため、富山

県福祉人材センターの職員が、ある介護施設
を訪れた際、地域での入門的研修の取組みを
知った。

この介護施設は、入門的研修の業務体験の

(介護助手の仕事を紹介する様子)

受け入れ先の一つであった。

介護助手のなり手は、やみくもに探しても簡単には見つからない。

しかし、この取組みの場を活用できれば、介護に関心のある方にスコープを絞ることがで

き、介護助手を求める事業者との橋渡しを効率的に行えるのでは、と考え、養成校が主催する
入門的研修受講者との懇談会などに福祉人材センターが参加することから連携を始めた。

令和 4 年から始まったこのコラボレーションは、年を重ねるごとに連携が進み、福祉人材セ

令和 8 年版

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