令和8年版 厚生労働白書 (419 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/26/dl/zentai.pdf |
| 出典情報 | 令和8年版 厚生労働白書(9/29)《厚生労働省》 |
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現下の政策課題への対応
テーマに、①健康づくりと福祉、②将来の健康上の脅威に対する備えと回復力の強化
(One Health アプローチを含む)
、③グローバルヘルスを優先課題とした議論が行われた。
G20 とは、G7 に加え、アルゼンチン、豪州、ブラジル、中国、インド、インドネシア、
メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ(アルファベット順)が
参加する枠組みである。2025 年 11 月 6 日及び 7 日に南アフリカ(ポロクワネ)において
G20 保健大臣会合が開催され、
「健康の衡平性、連帯、ユニバーサル・ヘルス・カバレッ
ジの加速」を横断的テーマに、「プライマリヘルスケア(PHC)アプローチを通じたユニ
バーサル・ヘルス・カバレッジの加速」
、
「非感染性疾患の拡大防止」
、
「保健・介護人材の
強化」、「パンデミックの予防、備え及び対応(PPPR)」、「健康と経済成長のための科学
とイノベーション」について議論を行い、会合の成果として、
「議長声明」が発出された。
加えて、G20 財務大臣・保健大臣合同会合も開催され、財務・保健連携の必要性等につ
いて意見交換が行われた。
(2)世界保健機関(WHO)
WHO は、全ての人々が可能な最高の健康水準に到達することを目的とし、感染症対
策、医薬品・食品安全対策、健康増進対策等を行う国際機関である。日本は、総会や執行
理事会における審議や決定等に積極的に関与している。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に伴い、WHO のもつ健康危機対応能力に
対して注目が集まるとともに、WHO の組織統治の検証・改革の必要性や安定した資金
調 達 方 法 が 様 々 な 場 に お い て 議 論 さ れ て い る。2025( 令 和 7) 年 1 月 に ア メ リ カ が
WHO からの脱退を表明し、同年 5 月に開催された第 78 回世界保健総会では、その影響
も踏まえた予算の削減について議論されるとともに、その削減を踏まえ、WHO がその
中核的機能に焦点を当て、引き続き国際保健の中心的な役割を果たすための事業の優先順
されたほか、WHO の地域区分に関しインドネシアの南東アジア地域から西太平洋地域
への再配置が承認された。
なお、
「WHO パンデミック協定(仮称)」に関しては、第 12 条の「病原体へのアクセ
ス及び利益配分」
(Pathogen Access and Benefit-Sharing System:PABS System)
作業を進めることとなり、附属書の作成(交渉の実施)を主な任務とする政府間作業部会
9
章
(Intergovernmental Working Group: IGWG)の設置が決定され、交渉が行われて
第
の詳細について附属書で定めること、また、同附属書の完成後にこの協定の発効に向けた
国際社会への貢献
位付けが議論された。また、「WHO パンデミック協定(仮称)」がコンセンサスで採択
いる。日本は、引き続き議論促進に貢献している。また、2024(令和 6)年の第 77 回世
界保健総会で採択された国際保健規則(International Health Regulations:IHR)
(2005)の改正は、2025 年 9 月 19 日に効力が生じた。
2025 年には、WHO や WBG との連携の下、開発途上国におけるユニバーサル・ヘル
ス・カバレッジ達成に向けた持続可能な保健財政の強化のための知見共有や人材育成を行
う世界的な拠点である「UHC ナレッジハブ」が東京に設置された。さらに、同年 12 月 6
日には、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成に向けた機運の更なる醸成のために、ユ
ニバーサル・ヘルス・カバレッジを推進する国及び組織のリーダーらを集めた「UHC ハ
イレベルフォーラム 2025」が東京で開催された。
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厚生労働白書
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