令和8年版 厚生労働白書 (353 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/26/dl/zentai.pdf |
| 出典情報 | 令和8年版 厚生労働白書(9/29)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
現下の政策課題への対応
睡眠に係る推奨事項や参考情報をまとめている。
睡眠ガイドにおいては、「健康日本 21(第三次)」において目標として掲げられた適正
な睡眠時間と睡眠休養感の確保に向けた推奨事項を「成人」
「こども」
「高齢者」と年代別
に取りまとめた。また、良い睡眠には、光・温度・音等の環境因子、食生活・運動等の生
活習慣、睡眠に影響を与える嗜好品との付き合い方も重要であるため、科学的知見を踏ま
え、これらについて留意が必要な点を参考情報として取りまとめた。さらに、睡眠に関連
する症状には、「睡眠障害」に起因するものがあるため、
「睡眠障害」についても概説し、
女性の健康等の観点からは、女性ホルモンの変動が睡眠に及ぼす影響を概説するととも
に、現代社会の維持に不可欠な勤務形態の一つである交替制勤務における睡眠の不調等の
健康リスクや生活習慣等において工夫できる点も整理した。
(4)たばこ
喫 煙 は、 が ん、 循 環 器 病、 糖 尿 病、 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患
(COPD)などの生活習慣病の最大の危険因子である。また、
受動喫煙は、虚血性心疾患や脳卒中、肺がんに加え、乳幼児突
厚生労働省では、「健康日本 21(第三次)」における喫煙領
域の目標として、①「喫煙率の減少(喫煙をやめたい者がやめ
る)」、②「20 歳未満の者の喫煙をなくす」、③「妊娠中の喫煙 「受動喫煙のない社会を目指して」
をなくす」を設定し、社会環境の質の向上に関する目標のう
ロゴマーク
ち、自然に健康になれる環境づくりとして望まない受動喫煙の
機会を有する者の割合の減少を設定し、それぞれについて目標値を定め、取組みを進めて
第
いくこととしている。
健康で安全な生活の確保
然死症候群(SIDS)等のリスクを高める。
2005(平成 17)年 2 月に「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(FCTC)
」
7
章
が発効した。我が国は 2004(平成 16)年にこの条約を締結しており、喫煙や受動喫煙が
健康、社会、環境や経済に与える影響から、現在及び将来の世代を保護するという基本理
念に沿って、たばこ対策の充実強化に取り組んでいる。
2016(平成 28)年 8 月には、たばこを取り巻く社会環境の変化とともに新たに蓄積さ
れた科学的知見、たばこの現状と健康影響及び諸外国のたばこ対策等を整理するため、
「喫煙の健康影響に関する検討会」を開催し、
「喫煙と健康
喫煙の健康影響に関する検討
会報告書」
(通称、たばこ白書)を取りまとめた。
喫煙率を低下させる取組みとしては、2018(平成 30)年 5 月に「禁煙支援マニュアル
(第二版)」を増補改訂するなど、禁煙治療とともに禁煙支援の充実を図っている。
また、禁煙や受動喫煙防止の普及啓発活動として、WHO が世界禁煙デーとして定め
る毎年 5 月 31 日から 1 週間を禁煙週間としている。2016 年 11 月には「受動喫煙のない
社会を目指して」ロゴマークを発表した。
受動喫煙対策については、2018 年の第 196 回通常国会において、
「望まない受動喫煙」
をなくすことを目的とし、以下を主な内容とする「健康増進法の一部を改正する法律」
(平
成 30 年法律第 78 号)が成立し、2020(令和 2)年に全面施行された。
・子どもや患者等が主たる利用者となる学校、病院、児童福祉施設等や行政機関(第一種
令和 8 年版
厚生労働白書
339