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令和8年版 厚生労働白書 (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/26/dl/zentai.pdf
出典情報 令和8年版 厚生労働白書(9/29)《厚生労働省》
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第1部

トイレ離座センサー

バイタル/血糖値自動入力
ピッ!

これからの医療・介護・福祉の現場で働くことを考える

かざすだけで
自動計測

便器から離れるとアナウンス、ナースコールへ発報

そのまま座って
おまちください

患者情報連携ソリューション

内視鏡室の検査状況と
病棟での前処置状況をリアルタイムで共有

前処置室の状況
(ナースステーション)

内視鏡室

第

病室

睡眠センサー

体動と心拍数、呼吸数から睡眠と覚醒を把握
休息と活動バランスを確認できる

2

ナースステーション

章

スマート薬品庫
在庫/払出数自動管理
自動温度調整

<医療用・患者サービス用>
食事選択をシステム連動/
検査等スケジュールのアラート通知
<患者サービス用>
院内施設ガイド/
入院中の過ごし方 等

オーダー連携

視認性の改善/
説明文の読み上げ不要

DX がもたらした成果

これまで見てきた関東病院の DX の取組みは、「医療の質の向上」はもとより、「医療従事者

の働き方改革」、「間接費用の削減」といった面でも成果を上げている。

いくつか例をあげると、看護師の時間外労働時間については、2023(令和 5)年に業務文

書等の作成やデータ管理を可能とするソフトウェアを搭載したモバイル PC を導入したこと等

の効果もあって、看護部における 1 月あたりの時間外労働時間は 2023 年度に対前年度で約
40 分減少し、2024(令和 6)年度には約 90 分減少した。

また、ペーパーレスも推進しており、例えば、従来看護師が患者 1 名につき 5~10 枚程度

出力していた指示書を廃止することにより、1 年間で約 72 万枚の紙を削減し、支出を抑える
こともできた。

さらに、
「患者情報連携ソリューション」の導入効果に関する看護師へのアンケート調査に

よれば、「医療者の働き方改革に効果があるか」という問いに対して、「そう思う」、「ややそう

思う」といった肯定的な回答は 9 割を超えており、看護師の主観から見ても DX が働き方改革
に資するものとなっていることが分かる。

新規採用看護師については、ここ 2 年、35 人の募集に対して応募者数が概ね 3 倍となって

いる一方で、新人看護師の離職者数は各年 1 人いるかいないか程度であり、看護師等の医療人
材の確保・定着にも貢献している。

DX を支える次の一手

村岡氏は、「今後は、DX を推進する次世代のスタッフを育成することも重要だ」と語る。

関東病院では、看護部医療情報管理部門に専従看護師 2 名を配置しており、また、DX 推進

病棟開設準備の際はこの専従看護師と院内公募による看護師で DX 推進プロジェクトを発足さ
せるなど、看護の視点で DX を推進する人材の育成にも余念がない。

人材育成に取り組みながら、
「医療の質の向上」、「医療従事者の働き方改革」、「間接費用の

削減」を目指す関東病院の DX 推進の取組みは今後も続いていく。

令和 8 年版

厚生労働白書

2040年に向けた、医療・介護・障害福祉の現場における取組み―テクノロジー(ICT、AI、ロボット等)の活用による生産性向上―

青:休息、黄色:覚醒、グレー:不在

タブレットによる同意書取得

ベッドサイド端末(医療用/患者サービス用)

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