令和8年版 厚生労働白書 (198 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/26/dl/zentai.pdf |
| 出典情報 | 令和8年版 厚生労働白書(9/29)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2024(令和 6)年度の労災保険給付の新規受給者数は 761,976 人であり、前年度に比
べ 19,456 人の増加(2.5%増)となっている。そのうち業務災害(複数業務要因災害を
第
章
1
含む。)による受給者が 664,808 人、通勤災害による受給者が 97,158 人となっている。
(2)過労死等の労災認定
働き方改革の推進などを通じた労働環境の整備など
2024(令和 6)年度の過労死等の労災補償状況について、脳・心臓疾患の請求件数は
1,030 件、支給決定件数は 247 件であり、うち業務災害の支給決定件数は 241 件、複数業
務要因災害の支給決定件数は 6 件となっている。前年度と比べ、請求件数は 7 件の増加、
支給決定件数は 26 件の増加であり、うち業務災害の支給決定件数は 25 件の増加、複数業
務要因災害の支給決定件数は 1 件の増加となっている。
また、精神障害の請求件数は 3,780 件、支給決定件数は 1,058 件であり、うち業務災害
の支給決定件数は 1,056 件、複数業務要因災害の支給決定件数は 2 件となっている。前年
度と比べ、請求件数は 205 件の増加、支給決定件数は 171 件の増加であり、うち業務災
害の支給決定件数は 173 件の増加、複数業務要因災害の支給決定件数は 2 件の減少となっ
ている(図表 1-6-5)。
労災認定に当たっては、脳・心臓疾患の認定基準及び精神障害の認定基準に基づき、迅
速かつ適正な労災補償に努めている。
図表 1-6-5
過労死等の労災補償状況(2020(令和 2)~2024(令和 6)年度)
2020
(令和2) 2021
(令和3) 2022
(令和4) 2023
(令和5) 2024
(令和6)
年度
年度
年度
年度
年度
脳・心臓疾患
請求件数
784
(105)
753
(124)
803
(125)
支給決定件数
194
(14)
174
(10)
198
(18)
221
(19)
247
(14)
うち業務災害
194
(14)
172
(9)
194
(18)
216
(18)
241
(12)
うち複数業務
要因災害
0
(0)
2
(1)
4
(0)
5
(1)
6
(2)
請求件数
精神障害
支給決定件数
1,023
(171) 1,030(165)
2,051
(999) 2,346
(1,185)2,683
(1,301)3,575
(1,850)3,780
(1,963)
608
(256)
629
(277)
712
(317)
887
(412)
1,058(504)
うち業務災害
608
(256)
629
(277)
710
(317)
883
(412)
1,056
(504)
うち複数業務
要因災害
0
(0)
0
(0)
2
(0)
4
(0)
2
(0)
資料:厚生労働省労働基準局調べ。
(注) 1.脳・心臓疾患とは、業務における過重負荷により脳・心臓疾患を発症した事案(死亡を含む。)をいう。
2.精神障害とは、業務における強い心理的負荷により精神障害を発病した事案(自殺(未遂)を含む。)をいう。
3.請求件数は当該年度に請求されたものの合計であるが、支給決定件数は当該年度に「業務災害」又は「複数業務
要因災害」と認定した件数であり、当該年度以前に請求されたものも含む。
4.( )内は女性の件数で内数である。
5.複数業務要因災害は、労働者災害補償保険法の改正により令和2年9月から保険給付の対象となった。
(3)石綿による健康被害の補償・救済
石綿を取り扱う作業に従事したことにより中皮腫等を発症した労働者やその遺族等は、
労災保険給付を受けることができる。また、2006(平成 18)年 2 月には、「石綿による
健康被害の救済に関する法律」(平成 18 年法律第 4 号)が成立し、時効によって労災保険
184
令和 8 年版
厚生労働白書