よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (872 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

患者は以下の検査と処置を受けた:

抗体検査:(不詳日)抗 AQP 抗体の自己抗体は検出されなかった、
(不詳日)MOG 抗体の自己抗体は検出されなかった;体温:(不詳日)
38 度、注記:ワクチン接種後;COVID-19: (2021/11/09) 陰性; CSF
cell count (0-5): (2021/11/09) 398 uL; CSF protein (10-50):
(2021/11/09) 93 mg/dl; CSF 検査: (2021/11/09) SARS-CoV S 抗体陽
性; 髄液検査:(不詳日)髄液中の COVID S 抗体が陽性であった、注
記:髄液検査では著名な細胞数上昇と蛋白上昇を認めた;MRI:
(2021/11/16) Th 3/4 - Th 10/11 レベルの T2 高信号域, 注記: 横断性
脊髄炎を疑う;(2021/11/08)脊椎炎を疑う所見が認められた、注記:
胸椎 MRI では 7 椎体程に及ぶ T2 高信号域を認めており、横断性脊椎炎
が疑われた。

脊髄炎、脊椎炎、排尿困難、尿意切迫、尿失禁、尿閉に対して治療措
置が取られた。

患者は 26 歳 11 ヶ月の男性であった。

家族歴はなかった。

ワクチン予診票(基礎疾患、アレルギー、最近 1 ヶ月以内のワクチン
接種や病気、服用中の薬、過去の副作用歴、発育状況等)に留意すべ
き点はなかった。

2021/11/07、排尿がしづらくなった。尿意はあるが、排尿に時間がか
かる状態であった。近医整形外科より報告者病院に紹介受診となり、
脊椎疾患の可能が指摘された。

2021/11/08、症状改善なく、20 時を最後に尿が出なくなった。

2021/11/09 01:20 頃、下腹部痛を自覚し、病院へ救急搬送となった。
尿閉に対してバルーン留置を受け帰宅となった。

2021/11/08 に施行された胸椎 MRI で脊椎炎を疑う初見が認められたこ
とから、即日入院となった。診断上、四肢の麻痺や感覚障害はなく、
DTR(深部腱反射)結果は正常で、膀胱直腸障害のみであった。胸椎
MRI では 7 椎体程に及ぶ T2 高信号域が認められ、横断性脊椎炎が疑わ
れた。髄液検査では著名な細胞数上昇と蛋白上昇が認められ、検体採
取後にステロイドパルス療法が開始された。抗 AQP 抗体、MOG 抗体の自
己抗体は検出されず、他原因となりうる結果はなかった。しかし、髄

872