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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (766 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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臨床経過:

患者は、12 歳 4 ヵ月の男性であった(ワクチン接種時年齢)。

ワクチンの予診票での留意点(基礎疾患、アレルギー、最近 1 ヵ月以
内のワクチン接種や病気、服薬中の薬、過去の副作用歴、発育状況
等)は以下を含んだ:

2021/06 学校検尿で血尿を指摘(初回)され、近医泌尿器科を受診し
た。紹介されて、2021/12 報告病院を受診し、無症候性血尿と診断さ
れ、年に 2,3 回の割合で報告病院を受診する方針となっていた。

2022/05/07 午後、BNT162b2 の 1 回目接種を受けた。

2022/05/08 午前朝、腹痛、嘔吐、脱水が発現した。

2022/05/11、患者は入院し、2022/05/17 に退院した。

2022/05/08 朝より腹痛、頻回嘔吐が出現し、寝込んだ。

2022/05/09 昼間に血尿あった。19:00 頃も肉眼的に血尿が出現し、
21:00 頃応急診療所を受診した。

2022/05/10、患者は報告病院を受診した。少し嘔気はあるも食欲はや
や改善した。肉眼的血尿はなかった。腹痛は少しあるがチクチクする
程度であった。プリンペランで点滴を受け、入院を勧められたが、自
宅で様子をみたいとのことで帰宅した。

2022/05/11、嘔吐が続き再受診し入院となった。絶食、輸液で治療開
始し、腹痛と嘔気は改善傾向であった。

2022/05/12、高度蛋白尿、血尿、高血圧を認め頭痛も伴った。利尿薬
静脈注射、降圧薬内服にて、高血圧は改善し頭痛、嘔気も消失した。

その後、徐々に蛋白尿、血尿が改善し、経口摂取も回復した。

2022/05/16、点滴を中止した。

2022/05/17、降圧薬内服を終了し同日退院した。

2022/05/27、退院後診察があり、微少血尿を認めるが蛋白尿を認めな

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