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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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事象の臨床転帰は、死亡であった。剖検が実施され、咽頭に浮腫が存
在し気道を閉塞し、心臓及び肺に溢血点の存在を認めた。

急性冠症候群、アレルギー反応の転帰は不明であった。

剖検を担当した施設からの追加情報(2021/06/02):

ワクチン接種を担当した病院によると、BNT162b2 接種前後の臨床経過
は以下の通りであった:

2021/04/13、患者は病院から退院し、在宅療養を開始させた。終日ベ
ッドに臥床状態であり、経口摂取困難な ADL(日常生活動作)であり、
全介助を必要とし、入院中に開始した中心静脈栄養を継続していた。

2021/05/19、医師は患者の自宅を訪問して、同日の 10:15 に、患者に
BNT162b2 を注射した。11:00 直前まで患者を観察し、その後病院に帰
院した。

2021/05/19 11:19、家族から呼吸状態がおかしいと 報告があり、接種
医は、緊急往診を行った。

2021 /05/19 11:25、往診時には、患者が心肺停止であると判明した。
それから、医師は、ほぼ同時に到着した救急隊と、気管内挿管、心臓
マッサージ、エピネフリン(アドレナリン)静脈内注射を施行した。

2021/05/19 11:52、患者は救急搬送された。搬送されている間も心肺
停止であることがわかった。蘇生処置は継続されたが、心拍数の再開
なく死亡した。

剖検所見:咽頭に浮腫が存在し気道を閉塞していた。急死の死体所見
として、心臓及び肺に溢血点が存在した。心剖出に際し暗赤色流動性
血液を 128ml 漏出した。血栓症、脳内出血、心筋梗塞及び肺炎は、認
めなかった。また、消化器系/泌尿器系に死因と成り得る病変は認めら
れなかった。

報告医(解剖医)は、以下の通りにコメントした:現時点では、アナ
フィラキシーショックの疑いが死因と考えるが、検査中の諸検査は継

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