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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1297 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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(他の疾患等)の可能性に、多発性硬化症もしくは Clinically
isolated syndrome、アトピー性脊髄炎があった。

報告医師は以下の通りコメントした:

ワクチン接種後に初発した症状であり、ワクチンの副作用が最も疑わ
しかった。多発性硬化症(CIS)としては発熱や髄液細胞数増加が非典
型的であった。過去にアトピー性皮膚炎の既往があり高 IgE 血症がみ
られるが、皮膚症状は無治療で安定していたことや、髄液オリゴクロ
ーナルバンド陽性である点から積極的には疑われなかった。

本報告は、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)および脊髄炎の基準を満たす
ものである。

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)調査票の情報は次の通り:

組織病理診断は未実施であった。

臨床症状:炎症性脱髄が原因と推定され、初めての事象であった(先
行するワクチン接種の有無を問わない)。

2022/06/23、運動麻痺(広汎性または限局性、限局性である場合が多
い)、感覚異常(感覚レベルはある場合も、ない場合もある)、深部
腱反射の変化(反射減弱または亢進、反射の非対称性)、小脳の機能
障害(運動失調症、測定障害、小脳性眼振など)、その他(排尿感覚
の低下)

2022/06/24、画像検査(MRI):

びまん性または多発性の白質病変が、T2 強調画像・拡散強調画像
(DWI)、もしくは液状信号減衰反転回復画像(FLAIR)(T1 強調画像に
よるガドリニウム増強はあってもなくてもよい)において認められ
た。

以下の多発性硬化症の MRI 基準の二つとも、もしくはいずれかを満た
さなかった。

その他(頚髄(C4-5)および側脳室周囲の T2 強調高信号病変、造影効

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