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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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塞栓症に適合する生検または剖検等の病理学的検査:未実施。

2021/06/18、ADAMTS13 活性:<0.5%および抗 ADAMTS13 抗体価:2.0、
ベセスダ単位/uL。

超音波検査は実施されなかった。

全身状態悪化にて、患者は報告者の病院に入院した。

ステロイド治療を開始した。

急激な血小板減少は、ステロイドにて止まったが、患者は、血漿交換
の治療目的で別の病院へ転院した。

ワクチン接種後 8 日目、報告病院を受診した。著名な貧血、血小板減
少が認められ、末梢血の破砕赤血球を認めたため急性血栓性血小板減
少性紫斑病(TTP)と診断された。

診断病名は血栓性血小板減少性紫斑病であり、除外した疾患は免疫性
血小板減少症であった。

他に TTP を起こす基礎疾患はなかったため、ワクチン接種によるもの
と判断した。トロンボスポンジン 1 型モチーフ 13 によるジスインテグ
リン様およびメタロプロテイナーゼ(ADAMTS13)活性低下も証明でき
(2021/06/20)、診断は TTP と確定した。

2021/06/20(ワクチン接種 11 日後)、患者は、転院先の病院で、TTP
が原因の肺胞出血にて死亡した。遺族の意思で剖検は行われなかっ
た。

2022/06/06、文献源から入手した情報は以下の通り:

背景:血小板減少症を伴うワクチン誘発性免疫性血栓性血小板減少症
(VITT)のような血液凝固異常症は、COVID−19ワクチン
接種後、悪化することが知られている。

著者がCOVID−19ワクチン接種後、自己免疫性血液凝固異常症
の悪化を経験したため、著者はこれらの症例を報告している。

症例 1:患者は、90 代の男性であった。患者は、3 週間間隔で 2 回CO

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