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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1433 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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ITP様の病態として、ステロイド投与を行ったところ、速やかに血
小板数は改善。

2022/03/08 には、(血小板数)1.9 万、2022/03/09 には、(血小板
数)2.7 万と増加。ステロイドは4日間で終了した。

2022/03/14、(血小板数)16.5 万まで増加。以降は正常範囲内で推移
した。

ワクチン投与後、1 週間程度での経過で急激に血小板が減少したこと、
骨髄穿刺の所見は、巨核球の著明な増加を伴っており、ステロイド投
与で速やかに血小板数の回復が認められたことから、ITP様の免疫
性血小板減少性紫斑病がワクチンで惹起された可能性が高いと考えら
れる。

なお、他の血液疾患や肝機能異常、癌腫による血小板減少は否定的で
あったということは注目に値する。

患者はもともとネフローゼ症候群があり、当院腎臓内科でフォロー中
であった。シクロスポリン内服による加療中であったが、ワクチン接
種のため、02/14 から休薬となっていた。他要因(他の疾患等)の可能
性はなかった。

報告医師は、本事象を重篤と分類し(死亡につながるおそれ、入院
(2022/03/07 から 2022/03/09))、本事象は BNT162b2 と関連ありと
評価した。

COVID−19ワクチンー製造販売業者不明のバッチ/ロット番号に
関する情報は要請されており、入手次第提出する。

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