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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1118 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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していた。このころには走ることはできず歩きにくい状態となってい
る。

2021/08 または 2021/09、プライバシー大学の神経内科受診、多発性硬
化症疑いで検査・治療を開始する。大学での検査でもはっきりと脱髄
している反応があり腱反射も大きく亢進しているとの結果であった。

入院調整中にほとんど歩けなくなり、強い倦怠感、易疲労感、すぐ息
が上がるなどの症状が日ごとに強まっていったため、予定を早めて 9
月半ばに入院した。

2021/09 半ば、病院の精密検査でも脱髄の反応有、MRI では脊髄が長く
広い範囲にわたって白くなっていた。

しかし検査の結果多発性硬化症と合致しない所見が出てくる。

ステロイドパルス治療後も良くならずむしろ入院中に症状が悪化して
いった。

退院後、自院にて免疫グロブリン大量療法を実施、数日は症状に変化
がなかった。

5 日目に明らかに症状が改善しはじめ、立てるようになった。

その後幾度かの治療とリハビリを経て 2022/4 には発症前と比べて 80〜
90 点の身体機能まで回復した。

ワクチン接種後の遅発性の ADEM の症例を複数みていると聞き、確定診
断をつけるのは難しい。ワクチンの接種が契機であったか、泊まり込
みの診療による疲労か、知らないうちにコロナウイルスに感染してい
たのか判別が難しいが、医師は、自身と同様に神経疾患で苦しんでい
る症例に自分の経験を役立ててほしいので、できる限り詳細調査に協
力していただけるとのことであった。

再調査は不可である;

ロット/バッチ番号に関する情報は得られない。これ以上の追加情報は
期待できない。

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