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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1147 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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実施された臨床検査および処置は以下のとおり:

血管造影:左室機能および冠動脈は正常であった;

心電図:経時的変化;

心臓磁気共鳴画像:ガドリニウム遅延造影、備考:側壁心外膜下;

ラジオアイソトープスキャン:有意な所見なし;

トロポニン:8723 pg/mL、備考:トロポニン上昇、ピーク。

心筋炎の結果として、治療処置はとられた。

追加情報:

全世界的なコロナウイルスのパンデミックに対する大規模なワクチン
接種の急速な進展で、副反応が報告されており、心筋炎は重要な合併
症である。著者らは、一週間でワクチン接種後心筋炎の若年症例を 2
例続けて報告した。

症例 2:

健康な 21 歳男性は、2 回目の mRNA ワクチン接種(BNT162b2; ファイザ
ー(報告どおり))の夜に胸痛増悪を呈した。トロポニン上昇(ピー
ク 8723pg/ml)および経時的な ST-T 部分変化もあった。血管造影術で
左室機能および冠動脈は正常であった。NSAIDs にて治療され、後遺症
なく退院した。両症例とも、シンチグラフィで有意な所見なく、心臓
MRI で側壁心外膜下にガドリニウム遅延造影があった。著者らは、短期
間に 2 つの異なるワクチンに起因するワクチン接種後心筋炎の 2 例に
続けて遭遇した。日本での罹患率は、既に報告されているよりも高い
可能性がある。著者らは、特に若年男性でのワクチン接種のリスクと
ベネフィットを考える必要があるかもしれない。

BNT162b2 のバッチ/ロット番号に関する情報は、要請されており、入手
次第提出される。

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