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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (514 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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5月、維持療法のプレドニンは終了した。

最終的に ADEM を疑った。

下肢筋力低下の転帰は、報告されなかった。

組織病理診断: びまん性または多発性の脱髄部位がみられる。

臨床症状:炎症性脱髄が原因と推定される。初めての事象である(先
行するワクチン接種の有無を問わない)。

2021/12/24、運動麻痺、感覚異常、深部腱反射の変化、尿閉が発現し
た。

画像検査(2022/01/07):びまん性または多発性の白質病変が、T2 強
調画像・拡散強調画像(DWI)、もしくは FLAIR 画像において認められ
る。

以下の多発性硬化症の MRI 基準を2つとも、もしくはいずれかを満た
さない:MRI による空間的多発の証明; MRI による時間的多発の証明、
Th5-8 に病変。

疾患の経過:発症から最終観察までの期間6ヵ月。

症状のナディア(臨床症状が最悪である時期)から最低 3 ヵ月以内の
再発がない。

髄液検査(2021/01/07):細胞数 161/Ul、尿中ブドウ糖 47mg/dl、蛋
白 111mg/dl。オリゴクローナルバンドなし。IgGインデックス上昇
なし。

自己抗体の検査:抗 AQP4抗体、抗 MOG 抗体、GFAP 抗体は陰性であっ
た。

報告者意見:

先行感染のエピソードはなく、視神経髄膜炎の診断にも至らず、コロ
ナワクチンかインフルエンザワクチンによる ADEM が疑われる。

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