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高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版) (283 ページ)

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出典情報 高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版)(1/20)《全国がん患者団体連合会》
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副作用に耐えながら仕事をする1番大きな支えが高額療養費制度です。物価高で、どんなに節約生活をしても余裕
女性

40代

がん患者・がん患
者の家族や遺族

はなくマイナス。これ以上高額療養費があがるとなると治療する選択が出来ません。治療ができない、死を受け入
れろと言われている気持ちになります。最低限の衣食住で生活して、いくら手元に残るか分かりますか?残りませ
んよ。分かって負担上限額を引き上げすると言うのなら、引き上げるぶん傷病手当金のような助けをお願いしたい
くらいです。つまり、高額療養費が上がると治療も生活も出来ないという意味です。
財政上非常に厳しい事は理解しております。またこの制度は非常に有難く思っております。私は就職氷河期世代で
すが就職以来、賃金の上昇に社会保険料の負担の増加が追いつかないのが現状です。病を得て更に負担増は経済的

女性

40代

がん患者・がん患

にも心理的にも正直厳しい。また子育て中ですが子供の進路の選択肢を狭めるか自身の治療の選択肢を狭めるかの

者の家族や遺族

決断をしなくてはならないかもしれません。患者側も薬を余らせ無い(手持ちの薬があるのに更に処方される場合
は申し出る)など出来る努力は必要です。まずはそう言う部分を周知徹底、負担増は実質的賃金上昇の後だと考え
ます。
3年前に70代両親共、肺がんに罹り母は術後分子標的薬を服用し治療中です。私は昨年がんに罹患し手術をして現
在経過観察期間に入りました。母の治療薬は高額な薬であることは存じておりますが、それでも他の疾患も抱えて

女性

40代

がん患者・がん患

いるため治療費はかかります。後期高齢者の1割負担で大分助かっていると本人たちは言っています。40代の私の

者の家族や遺族

給料では自分のことで精一杯な為、将来的に自分や両親の追加治療が必要となった時、お金の心配をこれ以上しな
い形で治療できることをのぞんでいます。がんでも現役で働けるような努力(早期発見、運動、働き続ける為の勉
強)はするべく動いております。是非とも再検討願いたく思います。
私が治療をしたのは20年近く前になりますが、その時代でも分子標的薬は高額でした。治療周期の関係で同月に2
回の投与となると、1ヶ月の家庭手取り収入に近くなることも。当時は、一旦自己負担して後日戻るシステムでし

女性

50代

がん患者・がん患

たが、どんなに助けられたか分かりません。亡父が免疫チェックポイント阻害薬で治療したときも、この制度のお

者の家族や遺族

陰で迷うことなく選択することができました。それでも、長く続く治療費の負担は決して軽いものでありません。
現在は高額だが効果のある治療薬も増えています。皆保険の日本で、治療費と命を天秤に掛けるようなことがあっ
てはならないと強く思います。

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