高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版) (230 ページ)
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出典情報 | 高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版)(1/20)《全国がん患者団体連合会》 |
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額の分子標的薬をつかう必要がありました。もちろんこれは健康保険の適用がある標準的な治療です。しかし抗が
男性
60代 がん患者
ん剤1クールにつき数十万円の自己負担がかかりました。高額療養費の制度がなければ医療を諦めることはないに
せよ、その後の生活は厳しいものになったと思われます。制度の上限額は前年の収入により決まります。がんの療
養が始まると、それまでと同じようには働けません。多くの場合、収入が減少すると思われます。上限額の引き上
げは、がんの治療を受けようとする人の生活に大きな打撃を与える危険性があります。
病気が重く回復の見込みはあるとは言えず、収入の道も年齢から閉ざされつつある中、これ以上の経済的負担は困
難な状況です。富裕層を優遇する現在の税制では、格差は広がるばかりです。投資で資産運用を推奨しています
女性
60代 がん患者
が、そもそも投資に回す資産はなく、病気のために貧困に陥り、治療を断念するのはとても残念なことです。負担
上限額引き上げは、社会的に弱い立場にある患者をますます追い詰めるようなものです。富裕層への課税強化を行
い平等な社会の実現に努めることが これからの日本の在り方だと思います。もっと若い方たちが病気から回復し
力強い社会の担い手に復帰するためにも引き上げの再考をお願いします。
女性
60代 がん患者
今以上の負担額になれば、生活が苦しくなります。ただでさえ精神的な不安が大きいのに、これ以上の不安が増え
るのは、いかがなものかと思います。
その治療、その薬が命を繋ぐ為に必要なんです。毎月の医療費、びっくりする金額です。現行の金額でもかなり大
女性
60代 がん患者
変な金額でした。全ての患者さんに、必要な治療が届くよう、上限引き上げをしないよう、よろしくお願いしま
す。
高額療養費制度の負担上限額引き上げに反対します。私も含め、がん患者は、多額の治療費を強いられています。
自分の命と家族の生活の為に、治療費を捻出する必要があり、がんでしんどい中でも仕事を続けざるを得ません。
男性
60代 がん患者
私は会社の理解もありフル在宅勤務を5年間認めもらい何とか働いて収入を得ています。これがなければ収入ゼロ
でした。がんの治療費は多額で毎月赤字で、残り少ない貯金を切り崩しやり繰りしています。ただ、今の負担上限
額であるお陰で貯金の切り崩しを抑えられているのは事実で、生きることを継続出来ています。少なくとも、既に
高額療養費制度の今の負担上限額によって命を繋いでいる患者には、今の上限額を維持して下さい。
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