よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料2】令和6年度事業報告書(健康保険事業) (81 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。


(図表4-38)2024年度
支部名

学会発表の実施状況]

学会名

演題

京都

第 97 回 日本産業衛生学会

働き世代の健康データ分析による健康経営の推進策

大阪

第 97 回 日本産業衛生学会

レセプトを活用した職域がん検診の精密検査受診勧奨

広島

第 97 回 日本産業衛生学会

健康経営の取組課題としてのメンタルヘルス対策に関する事業所実態調査

佐賀

第 97 回 日本産業衛生学会

40 歳未満の若年メタボ該当者へ健診前に送るナッジ通知の効果

愛知

第 26 回 日本医療マネジメント学会

レセプトにみる白内障手術の現状

宮城

第 73 回 東北公衆衛生学会

睡眠と働きがい及び生産性に関する実態調査

京都

第 83 回 日本公衆衛生学会

健康宣言による健康リスク等の改善効果分析

静岡

第 13 回 日本産業看護学会

未治療者の若年者における受診勧奨の結果と受診状況について

福井

第 13 回 日本公衆衛生看護学会

朝食の摂取頻度と特定保健指導レベルの改善有無との関連

③統計分析研修等
協会では、データ分析に基づく事業実施を推進していくため、新規採用者から主任までの階
層別研修のカリキュラムに、統計分析に係る基本的知識の習得、レセプトデータ及び健診デー
タ等の分析手法、基本的なパソコン操作技術の向上を目的とした内容を取り入れ、職員の統計
分析能力の底上げを図っています。また、統計分析業務の担当者向けに、支部における事業企
画立案の基となるデータ分析手法の具体的な作業方法や、情報系システムの活用方法等を習得
していくための研修を実施しました。加えて、協会が保有するビッグデータを職員が効率的に
分析できるように、統計解析ソフト「SPSS」の基本操作に関する研修を通信教育形式で行って
います。更に、データ分析結果に基づく効果的な健診受診勧奨等を行うため、2018(平成30)
年度より全支部で活用している「GIS(地理情報システム)」の操作研修についても通信教育形
式で実施しました。
更に、今年度は支部分析業務が円滑に実施できるよう新たにオンライン説明会を実施しまし
た。説明会では、保険者努力重点支援プロジェクトで活用した分析手法や情報系システムを活
用した分析事例等を踏まえて改訂した「医療費・健診データ分析マニュアル」に基づき、年齢
階級・性別、業態、地域等の要素を切り口として、支部の課題を把握(抽出)する手法の説明
を行いました。また、外部有識者から協会の保有する医療費や健診データの活用方法、分析結
果の解釈・評価の視点等について講演をいただきました。
これらの取組により、支部の分析能力の底上げを図っています。
ⅱ)外部有識者を活用した調査研究成果の活用
現役世代の急減と高齢者人口のピークが同時に訪れる2040(令和22)年、更にその先を見据
え、協会の加入者をはじめとした国民の健康を守るとともに、医療保険制度の持続性を確保す
るため、中長期的な視点に立ち、制度論を含めた医療費適正化の施策についての提言を行った
り、協会が実施する取組の改善を図ることを目的に、2020(令和2)年度から、外部有識者を活
用した調査研究を実施しています。2024年度に新規採択した研究及び2023(令和5)年度以前に

- 76 -