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【参考資料2】令和6年度事業報告書(健康保険事業) (100 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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に全国展開(全支部においてバイオシミラー使用促進事業を実施)する予定です(詳細は146頁
参照)。
テーマ

バイオシミラー情報提供ツールを活用した医療機関へのアプローチ事業

概要

本部において、協会レセプトデータをもとに、地域や医療機関ごとのバイオ医薬
品・バイオシミラーの使用状況の分析やバイオ医薬品をバイオシミラーに変えた
場合の差額を可視化した、情報提供ツールを作成し、実施支部において、当該ツ
ールを活用し、バイオシミラー使用促進を医療機関に対して働きかけるととも
に、医療機関の方針や課題などの意見交換を行う。

実施支部

青森、福島、新潟、石川、福井、静岡、大阪、愛媛、福岡、宮崎

②保険者努力重点支援プロジェクト
保険者努力重点支援プロジェクトは都道府県単位保険料率が高い水準で推移している北海
道、徳島、佐賀支部(以下、
「対象3支部」という。)において、2024年度中を目途に保険料率上
昇の抑制が期待できる事業を実施すること、併せて、本プロジェクトの実施を通じて蓄積した
分析・事業企画の手法について、全支部に横展開していくことを目的として、2022年度下期よ
り開始しています。
本プロジェクトでは、その検討段階から医療・公衆衛生・健康づくり等に精通された外部有
識者等の助言を受けるため、それぞれ複数名の外部有識者等で構成した「アドバイザリーボー
ド」及び「アドバイザリーボードワーキンググループ」を設置するとともに、医療・公衆衛生・
健康づくり等に加え、対象3支部それぞれの地域医療にも精通された外部有識者3名を地域アド
バイザーとして委嘱しています。
これまでに、アドバイザリーボード等を計5回開催し、2023年11月開催の第4回アドバイザリ
ーボードでは、データ分析結果により洗い出された課題のうち、これまでの議論等を踏まえ、
「優先して解決すべき5つの課題」と、
「課題の解決に向けて取り組む令和6年度事業」について
決定し、詳細設計等の準備期間を経て、2024年8月より順次事業を開始しました。
また、本プロジェクトで実施したデータ分析の手法等について、他の44支部への横展開を図
るべく、2024年9月に支部幹部職員と分析担当者を対象とした研修会(分析結果の解釈・評価の
視点に関するアドバイザリーボードワーキンググループ委員の講演等)を開催しました。
加えて、
「喫煙率が高い」といった本プロジェクト対象3支部と同じ健康課題のある支部のう
ち、先ずは6支部と本部が連携し、2025年度からの事業実施(先行実施)に向けた準備を進めま
した。
2025年度においても、本プロジェクト対象3支部と同じ健康課題のある支部への横展開を見
据え、課題解決に向けた事業を継続して実施するとともに、医療費や健診データを用いた定量
的な効果検証(最終評価は、2026(令和8)年度中の実施を予定)を行う等、効果的な横展開の
手法等の確立を目指すこととしています。

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