【参考資料2】令和6年度事業報告書(健康保険事業) (270 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html |
出典情報 | 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》 |
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(平均保険料率は2010年度からの3年間で1.8%ポイント引上げ)
2010年度の保険料率
2009年12月25日時点における収支の見込みでは、2009年度末の準備金残高が4,500億円の赤
字になると見込まれたことを受け、この赤字解消等へ対応するために大幅な保険料率の引上げ
が必要な状況にありました。単年度での収支均衡が義務付けられたルールの下、何らかの制度
改正等がなければ1.7%ポイントもの引上げが起こり得る状況でした(図表7参照)。
このような中、協会の逼迫した財政状況に鑑み、図表5のとおり財政健全化の特例措置を講ず
る制度改正が行われることになりました(関連法案は2010年5月に成立)。この措置により、当
初見込まれた引上げ幅は0.56%ポイント抑えられることになりましたが、それでも2010年度の
平均保険料率は8.20%から9.34%へ引き上げることになり、その引上げ幅は1.14%ポイントと
過去に例を見ないものになりました。
2011年度の保険料率
赤字財政構造が依然として解消されていない中で、特例措置に基づいて準備金赤字額を計画
的に解消(2011年度は600億円解消)することに加え、高齢者医療への拠出金負担が1,500億円
の増加となることへの対応が必要となりました。この結果、保険料率は2年連続の引上げとな
り、9.50%(0.16%ポイントの引上げ)となりました。
この2年連続の保険料率の引上げにより、2010年度及び2011年度の決算はいずれも単年度収
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