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【参考資料2】令和6年度事業報告書(健康保険事業) (139 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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ⅴ)コラボヘルスの推進
保健事業の基盤となる「コラボヘルス」は、事業主における従業員の健康増進に果たす役割
が大きくなる中で、保険者と事業主が協働することで、従業員の健康の維持・増進を最大限に
推進するものです。健康保険組合等の他の医療保険者と比較して、加入者及び事業主との距離
がある協会においては、コラボヘルスの推進が極めて重要な取組となっています。
これを踏まえ、協会では、コラボヘルスの代表的な取組である「健康宣言事業」を全支部で
積極的に推進しています。具体的には、事業主に職場の健康づくりに取り組むことを宣言して
いただき、従業員の健診の受診や特定保健指導の利用に向けた働きかけ、食習慣や運動習慣の
改善に資する取組等について、取り組んでいただくものです。
支部においては、その取組を支援するため、事業所における健康講座の実施や取組の好事例
をまとめた事例集の提供等のフォローアップに努めています。また、健康宣言事業所における
取組を一層推進するため、自治体と共同で健康宣言事業所の表彰を行う等、各支部が地域の自
治体や関係団体と連携して取り組んでいます。
(健康宣言のプロセス及びコンテンツの標準化)
健康宣言事業については、健康宣言からフォローアップまでの「プロセス(どのような手順
で行うか)」及び「コンテンツ(何を行うか)」の観点から、宣言項目として必ず盛り込む内容
について、全支部の健康宣言に共通する(いわゆる核となる)取組を取りまとめた「基本モデ
ル」を策定し、健康宣言における健康づくりの取組の質の向上(標準化)を図っています(図
表4-84参照)。
支部においては、基本モデルを踏まえ、健康宣言事業所における健診・保健指導実施率の向
上等に向けて、健康宣言の事業所支援(フォローアップ)のスキームの見直しを行う等、新た
に健康宣言した事業所を中心に、標準化に向けた取組を進めており、2026(令和8)年度末まで
に、すべての健康宣言事業所が基本モデルに沿って取り組むことができるよう、健康宣言の標
準化を進めることとしています。

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