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【参考資料2】令和6年度事業報告書(健康保険事業) (51 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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ⅴ)2024年度決算の状況
①合算ベースにおける2024年度決算(見込み)について(医療分)
協会の会計と国の会計を合算した、いわゆる合算ベースにおける2024年度の決算(見込み)
は、収入が11兆8,525億円、支出が11兆1,939億円となり、収支差は6,586億円となりました。図
表4-11が2025年7月時点の決算(見込み)となります。
収入(総額)は前年度から2,421億円の増加となりました。主に「保険料収入」が3,492億円
(3.4%)増加したことによるものですが、これは、賃金(標準報酬月額)が1.6%、被保険者
数が1.7%増加したことが主な要因です。
支出(総額)は前年度から497億円の増加となりました。支出の6割を占める保険給付費(総
額)については、前年度から1, 040億円(1.5%)増加しました。これは、加入者一人当たり医
療給付費が伸びたことにより医療費が増加したことが主な要因です。
支出の3分の1を占める高齢者医療に係る「拠出金等」については、前年度から1, 030億円減
少しました。これは、前期高齢者の医療給付費にかかる財政調整における報酬調整(導入の範
囲は1/3)の導入により、前期高齢者納付金が減少したことが主な要因です。
その他の支出については、前年度から487億円増加しました。これは、協会システム基盤のリ
ース満了やマイナンバーカードと健康保険証の一体化に対する対応等により協会事務費の執
行額が増加したことが主な要因です。
この結果、2024年度の「収支差」は、前年度から1,923億円増加しました。これは、保険料収
入等による収入の増加(前年度比+2,421億円)が保険給付費や後期高齢者支援金等による支出
の増加(同+497億円)を上回ったことによるものです。
なお、法令上、協会は保険給付費や拠出金等の支払いに必要な額の1ヵ月分を準備金として積
み立てなければなりませんが、2024年度決算(見込み)時点においては、6.6ヵ月分の準備金を
確保できる見通しです。

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