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【参考資料2】令和6年度事業報告書(健康保険事業) (190 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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3.保険者機能の強化を支える組織・運営体制等の整備
(1)人事・組織
ⅰ)人事制度の適正な運用
協会では、2016(平成28)年度に人事制度全般にわたる見直しを行い、人事評価制度につい
ては、日々の業務遂行を通じて組織目標の達成につながるよう職員の目標管理を明確にした制
度としています。この人事評価制度を通じて、組織目標の達成を促すとともに、高い実績を上
げた職員に対して適正な処遇を行い、職員のモチベーションの維持・向上を図っています。
2024(令和6)年度は、グループ長補佐以上の階層別研修にて実施する評価者研修において、
人事評価における目標設定やその目標を達成するための日々の業務管理や進捗管理、評価結果
のフィードバックが、協会が期待する職員の育成や組織強化に通じることについて、意識付け
を促しました。新たに採用された職員に対しては、採用時の研修において当該制度の目的、基
本構成及び目標管理のプロセスなどを説明し理解の深化に努めました。
また、人事制度については、契約職員も含めた全員参加型運営を推進し、更なる保険者機能
の強化・発揮に向けて職員が意欲を持って業務に取り組むとともに、より職員の適性に応じた
働き方ができるよう制度を見直すこととし、具体的な改正案を策定しました。この改正内容の
実施に向け、システム改修等の準備を進めた他、制度改正概要について職員説明会を開催しま
した。
ⅱ)新たな業務のあり方を踏まえた適正な人員配置
2024年度は、適材適所の配置や人材育成、組織の活性化や課題解決及び本部機能強化を図る
ため、2024年10月に本部や支部間における全国規模の人事異動(282名)及び支(本)部内の配
置換え(394名)を実施しました。
なお、各支部・本部の人員については、加入者数の変動や新業務システムの導入の効果及び今
後の協会組織のあり方の検討等も踏まえ、協会全体の生産性の向上及び業績向上を図るべく、
人員配置の抜本的な見直しを行いました。今後、人事異動等の機会をとらえて段階的に、各支
部・本部の人員の移行を行っていきます。
ⅲ)更なる保険者機能の発揮に向けた人材の育成
基盤的保険者機能及び戦略的保険者機能を一層発揮していくため、協会では、幹部職層、管
理職層及び一般職層の各階層に求められる役割を定め、その役割を日々の業務遂行の中で確認
しながら育成する「OJTを中心とした人材育成」を行っています。また、それを補完するため、
昇格時における階層別研修等の集合研修と自己啓発を効果的に組み合わせて、職員一人ひとり
が「自ら育つ」という成長意欲を向上させるとともに、
「現場で育てる」という組織風土の醸成
を進めました(図表4-117参照)。
[階層別研修]
職員のキャリア形成を計画的かつ効果的に行う観点から、幹部職層、管理職層及び一般職層

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