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【参考資料2】令和6年度事業報告書(健康保険事業) (271 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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支差が黒字となり、2011年度には準備金残高も黒字に転じました。特例措置では、2012年度ま
での3年間で準備金赤字を解消することとされていましたが、結果として1年前倒しでの解消と
なりました。
2012年度の保険料率
準備金赤字が前倒しで解消されたにもかかわらず、3年連続で保険料率の引上げを行わざる
を得ませんでした。最も大きな要因は、高齢者医療への拠出金が前年度を更に上回る増加
(3,000億円)となることによるものであり、その影響は保険料率に換算すると0.4%にも及び
ました。この時に必要な保険料率の引上げ幅は0.50%ポイントでしたので、引上げ要因の大半
は拠出金の負担増加によるものと言える状況でした。
この結果、高齢者医療への拠出金が協会の支出全体に占める割合は4割に達するとともに、平
均保険料率は3年連続の引上げとなり、ついに10.00%に至りました。
[(図表5)協会の財政健全化の特例措置(2010~2012年度)]


協会の国庫補助率を、暫定的に引き下げられた率(13%)から健康保険法本則上の補助率
(16.4%)へ戻す(2010年7月~)



後期高齢者医療制度への支援金の被用者保険間の按分方法は、その3分の1について加入者割で
はなく保険者の財政力に応じた負担(総報酬割)とする(2010年7月~)



2009年度末の準備金赤字額を3年間(2010~2012年度)で解消する

[(図表6)高齢者医療等への拠出金等の推移(2009~2012年度)]



棒グラフの上の計数については各年度の拠出金等の総額であり、病床転換支援金等も含まれていることから( )内の計数の
合計とは必ずしも一致しません(詳細については、49頁の図表4-13を参照してください)。

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