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【参考資料2】令和6年度事業報告書(健康保険事業) (102 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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[(図表4-43)
「優先して解決すべき5つの課題」と「令和6年度に取り組む事業」等の概要
(2024年12月2日運営委員会提出資料)]
「優先して解決すべき5つの課題」と「令和6年度に取り組む事業」等の概要
課題1:「肺がん」の医療費が高く、かつ喫煙習慣のある者の割合が高い《3支部共通の課題》
・肺がんの医療費について、「主な事業対象(優先すべきターゲット)」に掲げた者は、全国の同業態平均より高い。また、年齢階層別に見ると、北海道は55歳~、
徳島は50歳~(女性は45歳~)、佐賀は45歳~急激に上昇。
・喫煙習慣のある者の割合について、「主な事業対象(優先すべきターゲット)」に掲げた者は、支部平均より高い。また、年齢階層別に見ると、男性(3支部共通)
は35歳~44歳、女性(徳島)は45歳~49歳が最も高く、以降は徐々に低下。
【主な事業対象(優先すべきターゲット)】
北海道:総合工事業(男性)、職別工事業(男性)、設備工事業(男性)、道路貨物運送業(男性)、その他の運輸業(男性)
徳島 :総合工事業(男性)、社会保険・社会福祉・介護事業(女性)
佐賀 :総合工事業(男性)

《課題解決に向けて令和6年度に取り組む主な事業》
・喫煙習慣のある被保険者に対する情報提供 ≪令和6年度は3支部合計で約50,000人を対象に実施≫
・胸部エックス線検査で「要精密検査(又は要治療)」の判定を受けた被保険者であって、医療機関未
受診者に対する医療機関受診勧奨 ≪令和6年度は3支部合計で約1,000人を対象に実施≫
本事業(がん検診項目受診後の受診勧奨)は令和7年度より全国展開
課題2:「糖尿病」の外来医療費が高く、かつ代謝リスクのある者の割合が高い《3支部共通の課題》
課題3:「高血圧性疾患」の外来医療費が高く、かつ血圧リスクのある者の割合が高い《3支部共通の課題》
・糖尿病、高血圧性疾患の外来医療費について、「主な事業対象(優先すべきターゲット)」に掲げた者は、全国の同業態平均より高い。また、年齢階級別に見ると、
多くの年齢階級で全国の同業態平均より高く、特に40歳~急激に上昇。
・代謝リスク、血圧リスク保有者の割合について、「主な事業対象(優先すべきターゲット)に掲げた者は、多くの年齢階級で支部平均を上回る。
【主な事業対象(優先すべきターゲット)】
北海道:総合工事業(男性)、職別工事業(男性)、設備工事業(男性)、道路貨物運送業(男性)、その他の運輸業(男性)
徳島 :総合工事業(男性)、医療・保健衛生(女性)、社会保険・社会福祉・介護事業(女性)
佐賀 :総合工事業(男性)、医療・保健衛生(女性)、社会保険・社会福祉・介護事業(女性)、複合サービス業務(男性・女性)、食糧品・たばこ製造業(女性)
※)佐賀の複合サービス業(男性・女性)、食糧品・たばこ製造業(女性)は課題3のみ該当

《課題解決に向けて令和6年度に取り組む主な事業》
・35~39歳の被保険者に対する個別の情報提供(生活習慣の改善(発症予防)に向けた運動及び食事
に関する情報提供(動画、漫画)) ≪令和6年度は3支部合計で約6,000人を対象に実施≫

課題4:「脊椎障害(脊椎症を含む)」の入院医療費が高い《北海道支部の課題》
・脊椎障害(脊椎症を含む)の入院医療費について、「主な事業対象(優先すべきターゲット)」に掲げた者は、全国の同業態平均と比較して高い。
また、年齢階級別で見ても、多くの年齢階級で高い。
【主な事業対象(優先すべきターゲット)】
総合工事業(男性)、職別工事業(男性)、設備工事業(男性)、道路貨物運送業(男性)、その他の運輸業(男性)

《課題解決に向けて令和6年度に取り組む主な事業》

・関係団体と連携した業界団体、事業主及び被保険者への情報提供(セミナーの開催等)(ストレッ
チの実践方法、正しい運転姿勢等の周知)
課題5:「時間外等受診」(時間外、休日、夜間・早朝等)の割合が高い《徳島支部の課題》
・時間外等受診の割合が大都市並みに高く、また、四国内の他3県と比較すると、夜間・早朝加算(※)が算定されている割合は2倍程度多い。
・夜間・早朝加算が算定されている疾病は、アレルギー性鼻炎、目の屈折調整障害の順に多い(比較的軽症と思われる疾病が上位を占める)。
・1人当たり点数で見ると、0~4歳が突出して高いものの、全年齢で幅広く時間外等受診が認められる(被保険者・被扶養者で差は認められない)。
・徳島県内の医療機関所在地別(市町村別)で集計すると、夜間・早朝加算の合計点数は徳島市内が最も高く、全体の半数以上を占めている。
※「夜間・早朝加算」は、標榜する診療時間内の、6時~8時、18時~22時、土曜日の12時~18時、日曜・祝日の8時~18時に受診した際に算定される。

【主な事業対象(優先すべきターゲット)】
徳島市内に居住する被保険者及び被扶養者(特に0歳~4歳の子(被扶養者)を持つ親)

《課題解決に向けて令和6年度に取り組む主な事業》
・関係団体と連携した「上手な医療のかかり方」及び「子ども医療電話相談(#8000)」の普及啓発を
目的とした集中的かつ複合的な広報(Web広告、動画放映、自治体が発行する広報紙等、複数の広報
媒体を活用する)

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