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【参考資料2】令和6年度事業報告書(健康保険事業) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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第2章

2024年度の事業運営方針と総括

(1)2024年度の事業運営方針
2024(令和6)年度で、協会の設立(2008(平成20)年10月)から16年が経過しました。
協会は、保険者機能を発揮することにより、加入者の健康増進を図ること、加入者が良質か
つ効率的な医療を享受できるようにすることが、課せられた基本使命であり、設立された目的
でもあります。この基本使命を実現していくために、協会では、3年ごとに、中期的な事業運営
方針としての保険者機能強化アクションプランを策定するとともに、毎年度、事業計画を策定
し、これらに沿った形で事業運営を行っています。
2024年度は、2024年度から2026(令和8)年度の3年間の中期行動計画である「第6期保険者機
能強化アクションプラン」
(以下、この章において「第6期アクションプラン」という。)
(図表
2-1参照)の初年度に当たる年でした。
第6期アクションプランでは、
1.基盤的保険者機能の盤石化(業務改革の実践による、業務品質の向上等)
2.戦略的保険者機能の一層の発揮(データ分析に基づく事業実施、好事例の横展開等)
3.保険者機能の強化を支える組織・運営体制等の整備(新たな業務のあり方を踏まえた適正
な人員配置等)
の3つを事業運営の柱として取り組むこととしています。そして、第6期アクションプランと、
これを連動させた単年度の計画である「2024年度事業計画」においては、具体的なプランと併
せ、事業の達成度を測るための目標値として重要業績評価指標(Key Performance Indicator
以下、
「KPI」という。)を定めています。このKPIにより事業の達成度を把握の上、必要に応じ
て改善を図る等して、事業の進捗管理を行ってきました。
また、2024年度は、6か年計画である第3期保健事業実施計画(データヘルス計画)及び第4期
特定健康診査等実施計画についても初年度に当たる年でした。両計画についても設定した目標
を達成することができるよう、PDCAサイクルを回しながら取組を進めました。
(2)2024年度の事業運営の総括
第6期アクションプランの初年度である2024年度は、同プランで掲げたKPIの達成に向け各種
取組を推進したほか、2022(令和4)年度に取りまとめた「更なる保健事業の充実策」に基づき、
集団健診時におけるオプション健診の拡充等を実施しました。
更には、運営委員会等での議論を経て、2025(令和7)年度から2027(令和9)年度の3か年に
かけて、人間ドック健診への補助の創設、若年者に対する健診の創設、新たな重症化予防対策、
被扶養者の健診の拡充等を段階的に実施することを決定し、実施に向けた準備を開始する等、
戦略的保険者機能の更なる充実・強化に向けて、基盤をより強固なものとするとともに、具体
的な取組の実践についても着実に進めた年度であったと考えています。
加えて、2024(令和6)年度においては、海外の医療保険者との協力関係の構築に向けた取組

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