資料3 戦略17分野における「主要な製品・技術等」の官民投資ロードマップ(案) (41 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2026/0624agenda.html |
| 出典情報 | 経済財政諮問会議(第8回 6/24)《内閣府》 |
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(1)現状
① 現状
・これまでの医療機関の情報システムは、多様な仕様のオンプレミス型※が主流。
※オンプレミス型:院内に設置したサーバーでシステムを管理・運用する方式
<課題:データ連携・サイバーセキュリティ等>
・現行のオンプレミス型の医療機関の情報システムは、仕様が多様である上に、外部接続を前提
としておらず、現地の改修費用や人的リソース面で高コストとなりやすく、クラウド上の
政府医療DXサービス(電子カルテ情報共有サービス等)とのデータ連携に課題。
・大病院の情報システムは、医療機器(オンプレミス型)が多くシステム・ネットワーク構成も
複雑。クラウド製品がない中で、サイバーセキュリティ対策に大きな負担。
・多くのベンダーが仕様の異なる多様なシステムを提供。電子カルテと部門システムの連携が個別イ
ンターフェイスで行われており、また、それぞれの医療機関のカスタマイズにより、高コストにな
りやすい。
② 取り巻く環境と構造変化
・医療機関向けに、クラウドネイティブ型製品を提供する電子カルテベンダーが登場。
⇒ クラウドネイティブ型は、政府が進める医療DXサービス(電子カルテ情報共有サー
ビス等)と接続しやすく、更なるデータ連携・利活用の推進が期待。
⇒ ネットワークを適正化した上で、クラウド化すれば、サイバーセキュリティ強化も可能。
・更に、生産年齢人口が減少する中での医療従事者確保等のため、医療提供体制のDX化が進展。
特に、病院ではAI等を活用した業務効率化支援ツールの導入等の事例が増加。
③ 経済的・戦略的な重要性
・経済的重要性:国民の公的負担がある医療費50兆円の医療提供体制全体の効率化につながる。
また、データ連携により創薬、医療機器をはじめとしたヘルスケア市場の活性化にも影響。
・戦略的重要性:医療機関の情報システムのサイバーセキュリティ強化は、医療提供体制の維
持に不可欠であり、国民の生命・健康の確保、健康医療安全保障の実現に直結。
デジタル・サイバーセキュリティ
クラウドネイティブに最適化された医療DX基盤
(2) 目標
① 国内外で獲得を目指す市場
・クラウドやAI等の「医療の質や効率化に貢
献するデジタルサービス」の拡大を目指し、
ベンチャー等を含むエコシステムが形成
された医療情報システム市場への転換を図る。
こうしたデジタルサービスについて、競争力
の高い診断・検査機器等とともに、標準化・
クラウド化を進め、海外市場展開を目指す。
② 達成すべき戦略的な目標
・2030年までに、以下を達成
⇒必要な患者の医療情報の共有が可能な電子
カルテの普及率約100%の達成。
⇒地域の拠点となる病院のサイバーセキュリ
ティ対策を100%実施。
⇒大病院向けのクラウドネイティブ型製品
(電子カルテ・部門システム)が開発・
提供される環境を整備。
・クラウドの医療情報システムは、創薬や最新
の医療機器の開発等に必要となるデータ基盤。
この整備により「革新的デバイス(AI・ロボ
ティクス等)を活用した先端医療」等の各種
ロードマップの目標達成※につなげる。
※例:日本の医療機器メーカーのグローバルでの獲
得市場規模、2024年時点:10兆円を2040年
時点:28兆円とする(目標)。
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