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資料3 戦略17分野における「主要な製品・技術等」の官民投資ロードマップ(案) (131 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2026/0624agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(第8回 6/24)《内閣府》
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1.現状認識と目指す姿【目標】

海洋
海洋状況把握(MDA)

(1)現状

(2) 目標

① 現状
・海洋状況把握(MDA)とは、海洋に関連する多様な情報を集約・共有することにより、海洋の状況の効果的かつ
効率的な把握を目指す取り組み(具体例:「海しる」から提供される海流・潮流データ等に基づく安全かつ効率
的な航路設定や、海底地形データ・海底堆積物・地質情報等に基づく海底資源探査の実施)であり、海洋におけ
る安全保障、自然災害等の諸課題への対応のためには必要不可欠であると同時に、海洋産業振興や科学技術の発
展の基盤ともなる。
・我が国におけるMDAは、高度なMDAの維持のため、常続的に隙間なく情報を収集する体制の構築に取り組んでお
り、海洋安全保障のために一部の政府機関のみで共有する情報のほか、海洋産業振興などの広範な目的で使用さ
れるデータも含め、海上保安庁が運用する「海しる」を中心的なプラットフォームとして情報を集約している。
・また、地球全体の海洋変動をリアルタイムで捉えることを目指した国際プロジェクトにも参画し、高品質なデータ
の収集及び発信を行い、国際的にも高い評価を受けている。
・世界のMDA関連の市場規模は224億ドル程度(成長率8.1%)とレポート※1されている。
② 取り巻く環境と構造変化
・「海しる」は一定のレベルを確立しているが、我が国周辺を含めた安全保障環境の変化を背景に、我が国にとって
重要なシーレーンや領海等の情報収集をより一層常続的に隙間なく実施する必要が生じており、安全保障により
貢献するため「情報を収集」する能力の一層の強化が必要となっている。
・また我が国フロンティアとしての海洋の利用開発の推進や海洋科学技術の発展に向けては、収集した情報を多角的
に分析・解析し、情報に付加価値を付けた上で「情報を利用」する能力を発揮する環境を整えることが、競争力
獲得において必要となっている。
・MDAの基盤ともいえる「情報を収集」し「情報を利用」する能力に関しては、G空間情報の収集に向けた戦略にお
いても重要な無人航空機や衛星データ、海洋無人機の活用、AIを用いた情報分析技術などの新たな技術開発・競
争がグローバルに加速している。
③ 経済的・戦略的な重要性
・MDAは海洋における安全保障分野及び産業振興両方の情報基盤。
・MDAの基盤となる「情報を収集」し「情報を利用」する能力の確保と高度化は、安全保障上の自律性確保や経済
安全保障上も重要であり、官民各関係者の積極的な取組が必要。その取組を促進するためにも需要の確立が必要
であり、その際、国内での需要創出に加え、ODA(政府開発援助)やOSA(政府安全保障能力強化支援)を通じ
た我が国MDAサービスの国際展開も視野に入れることが必要。
・海洋無人機、衛星等により取得される海洋データ・情報は、安全保障、海賊・海上犯罪対策、防災・減災、環境保
全、海洋インフラ保守、海洋開発など多分野における付加価値創出に必要不可欠。

① 国内外で獲得を目指す
市場
・特にインド太平洋地域
やシーレーン沿岸国に
おいて、我が国MDA
サービスや同サービス
に含まれる海洋データ
の利用を高め、我が国
MDAサービスを2030
年代前半までに8か国程
度に展開する。

※1:出典:Dataintelo Consulting Pvt Ltd.社レポート “Maritime Domain Awareness Market Research Report 2033”

② 達成すべき戦略的な目

・「海しる」について常
続的に隙間なく実施す
る体制を高度化すると
ともに、情報利用の環
境を確立する。
・インド太平洋地域や
シーレーン沿岸国の
MDA能力向上を含む協
力を強化して、我が国
にとって望ましい安全
保障環境を創出する。
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