資料3 戦略17分野における「主要な製品・技術等」の官民投資ロードマップ(案) (241 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2026/0624agenda.html |
| 出典情報 | 経済財政諮問会議(第8回 6/24)《内閣府》 |
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資源・エネルギー安全保障・GX
洋上風力
(1)現状
(2) 目標
① 現状
• 再エネは国産脱炭素エネルギーとしてエネルギー安定供給・安全保障の鍵を握る「危機管理投資」。その中で、洋上
風力は、世界市場の拡大、経済波及効果が期待され、再エネの主力電源化に向けた重要な電源。英国など欧州も、エ
ネルギー安全保障の観点から、洋上風力に再注力。
• 市場は、欧州が先行、中国も急拡大。昨今は世界的なインフレで事業環境が悪化しているが、今後も世界市場は拡大
し、2040年には300GW超(アジア・欧州の重点市場で約200GW)のポテンシャルがあるとする試算も。特に日本
と気象・海象が類似するアジア太平洋地域では浮体式も含め拡大見込み。
① 国内外で獲得を目指す市場
・AZEC(アジア・ゼロエミッ
ション共同体)の枠組を活用
した風車・浮体のグローバル
展開
・2040年までに30GWの海外
案件に関与
・浮体式の技術力強化・国際標
準化、また、海外展開のため
の欧州・アジア太平洋等10ヵ
国・地域との連携
② 取り巻く環境と構造変化
• 付加価値の高い風車は、国内メーカーが過去存在し関連部品も国内で製造されていたが、現状は欧米メーカーからの
輸入に依存。それに伴い、関連部品も製造拠点を有する海外へ大半を依存する構造。
• 他方で、国内にも風車の中核として発電機能を担うナセル(※1)内の部品製造の技術力(電機設備、増速機、磁石、
ベアリング等)は残っており、国内ナセル製造拠点が創出されれば、関連部品等でも我が国技術を活かせる可能性。
その際、長期安定稼働を要する風車技術は実績・信頼性が不可欠なため、風車の製造拠点創出・サプライチェーン構
築に向けては、海外風車メーカーの技術を取り込むことが必須。こうした中、技術と市場ポテンシャルから、海外風
車メーカーはナセル製造拠点の国内立地に協力意向。
② 達成すべき戦略的な目標
・海外技術・投資の呼び込みを
通じた、国内風車製造拠点の
創出と国内部品メーカーの再
※1 ナセル:ブレードの回転を発電に変える風車の中核部品。
興
• 浮体式は、英国、韓国等で最速2030年に運転開始予定のプロジェクトがあるが、世界的に実証フェーズ。我が国の
・国内技術の強みを活かした浮
造船・鉄鋼技術の強みが存在感を増すゲームチェンジのタイミング。
• 当該分野で我が国が競争力を獲得する道筋は、我が国技術を活かせる、風車製造、浮体製造のサプライチェーン構築。 体製造サプライチェーンの構
築
③ 経済的・戦略的な重要性
・2040年までに国内調達比率
• 経済的重要性:我が国と気象・海象が類似するアジア太平洋は、浮体式を含めるとポテンシャルが大きく、欧州から
65% (産業界目標)
中長期的には市場がシフト。風車製造、浮体製造で、アジア太平洋市場の獲得が出来れば、将来的なコスト低減に加
え、地域はじめ経済波及・雇用創出効果大。
• 戦略的重要性:我が国は、風車の核となるナセル内の部品製造技術力、浮体では造船・鉄鋼技術に強み。海外技術・
投資の呼び込みを通じた風車製造拠点創出と国内部品メーカーの再興、浮体製造サプライチェーンの構築が出来れば
自律性確保に大きく寄与するとともに、アジア太平洋地域に展開出来る可能性があり、グローバルに不可欠性を持ち
240
得る。