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資料3 戦略17分野における「主要な製品・技術等」の官民投資ロードマップ(案) (161 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2026/0624agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(第8回 6/24)《内閣府》
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1.現状認識と目指す姿【目標】

マテリアル(重要鉱物・部素材)
グリーン鉄

(1)現状

(2) 目標

・高品質な素材は、主に高炉で生産されており、我が国の高炉比率は約7割を占め、欧米諸国
等と比較し高くなっている。高炉法は、コークスを用いた還元反応の際に多くのCO2を排
出し、鉄鋼業は産業部門の中で最もCO2排出量の多い産業(約4割)であるため、CO2排
出量削減に向け、大型革新電炉への転換や水素還元製鉄の技術開発等の取組を進めている。

① 国内外で獲得を目指す市場
・2030年代前半に、自動車、建築、公共工事、
造船、産業機械等向けの年約300万t以上の
規模の高品質なグリーン鉄市場を国内外で
獲得する。

① 現状

② 取り巻く環境と構造変化
・欧州では、製造時のCO2排出量が多い製品の市場参入規制を導入する動きが見られるほか、
日本でも、27年3月期から、時価総額が一定規模以上の東証プライム市場上場企業に対し、
サステナビリティ開示基準に従い、Scope3も含め温室効果ガスの排出量等の情報開示を義
務付ける方向で議論が進められている。斯かる環境規制が導入される中で、需要サイドで
も高機能性に加えて低炭素な鋼材を求めるように嗜好が変わる動きが見られる。
・また欧州や中国等各国の鉄鋼メーカーは、政府の支援も得つつ、高炉から高品質電炉への
転換等による低炭素化に向けた技術開発や投資を推進。
③ 経済的・戦略的な重要性
・各国も脱炭素化に向けた技術開発や投資を推進している中、日本でもグリーン鉄の供給体
制を構築することは、鉄鋼業の競争力維持・強化のために必要不可欠な危機管理投資。
・グリーン鉄の市場は2050年に約5億トンまで拡大するポテンシャルがあり、将来的な需要
サイドのGX製品へのニーズ増加が見込まれる中、投資支援やグリーン鉄市場拡大等を通じ
て、官民で連携し、日本の技術力やノウハウを活かし、段階的に高品位かつ低炭素な鋼材
の供給能力を高めておく必要がある。
・ 主原料である高品位スクラップはグリーン鉄製造や鋳物等既存のユーザーにとって重要な
物資であり、安定的に確保することが必要であるが、各国が確保に動くことが予想される
中、国内でのサプライチェーンを構築し供給能力を高めることで、国産資源確保につなげ
る。

② 達成すべき戦略的な目標
・海外メーカーでは製造することができない
高品質かつGX価値をもった鋼材を、スク
ラップや還元鉄を主原材料とし、いち早く
製造することにより、不可欠性を獲得する。
・スクラップについて、大型革新電炉や鋳物
等製造業向けの安定的な供給を確保するた
め、2030年時点で、鉄スクラップを高品位
化する処理能力約200万トン/年を目安とし、
追加的に国内で確保する。

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