資料3 戦略17分野における「主要な製品・技術等」の官民投資ロードマップ(案) (276 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2026/0624agenda.html |
| 出典情報 | 経済財政諮問会議(第8回 6/24)《内閣府》 |
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(1)現状
① 現状
・倉庫は、輸出入貨物の保管・流通加工・荷さばき・通関業務等を行う上で必要不可欠な物流拠点であ
り、我が国港湾が「選ばれる港湾」となるためには、我が国港湾で取扱う貨物を滞りなく保管する
とともに、港湾背後の多様な物流ニーズに対応した倉庫を確保することが必要不可欠。
・近年、モーダルシフト等に伴う我が国港湾における貨物需要の増大に伴い、倉庫のさらなるキャパシ
ティ確保が求められているが、港湾周辺は土地が不足しており、倉庫そのものを増やすことは難し
く、また人口減少・少子高齢化に伴う構造的な担い手不足により、倉庫業務を取扱う人手の確保も
厳しさを増している。
・このため、AI・IoT等を活用し、庫内作業の自動化・機械化、自動運転車両の乗り入れへの対応等に
より、既存型倉庫を保管機能等が高度化された次世代型倉庫に転換しつつ、人手不足にも対応する
必要があるが、倉庫の老朽化・陳腐化も進行しているため、その集約・再編を抜本的に進め、次世
代型倉庫への建替えを迅速に進めていく必要がある。
② 取り巻く環境と構造変化
・シンガポールなど諸外国の港湾部における倉庫では、AI等を使ったDXや大規模化が進んでいる。
・倉庫の集約・再編のための建設費の高騰に加え、金利等も上昇傾向にあり、倉庫の新設・運営コスト
は上昇傾向。
・近年、災害が激甚化・頻発化しており、倉庫の老朽化対策はBCPの観点からも必要。
③ 経済的・戦略的な重要性
・我が国港湾が荷主や船社等の利用者から「選ばれる港湾」となるためには、次世代型倉庫の整備を促
進することによって、保管容量の増加や多様な物流ニーズへの対応を図り、使い勝手の良い臨海部
物流拠点とすることが必要。それにより、国内保管できない荷物を海外港湾の倉庫で一時保管する
ような状況を防ぐとともに、我が国港湾での取扱貨物量の一層の増加に対応することも可能。
・また倉庫業務のAI等による自動化・機械化を図るとともに、災害発生時に電力供給が途絶した場合
でも、迅速に物資を被災地等に輸送できる基盤を予め構築しておくことが、国民生活のセーフティ
ネットやBCPを確保するうえで重要。
港湾ロジスティクス
次世代型倉庫
(2) 目標
① 国内外で獲得を目指す市場
・貨物の取扱が多く、海上輸送と陸上輸
送の結節点となる港湾の周辺において、
自動化・機械化や自動運転等への対応
が図られた次世代型倉庫を2030年代ま
でに普通倉庫200万m2、冷蔵倉庫40万
設備トンを整備する。
※普通倉庫については重量があり様々な荷姿が
ある貨物を取り扱うため、積み上げを前提とし
ておらず一般的に「面積(m2)」で示される
※設備トン…冷蔵倉庫の収容能力をあらわす単
位で、1立方メートル=0.4設備トンで換算
② 達成すべき戦略的な目標
・輸出入品の保管容量拡大により、輸出
入貨物の取扱能力を強化する。
・港湾背後における流通加工や再混載等
の多様な物流ニーズに対応し、新たな
貨物需要を創出する。
・庫内の自動化等により、人手不足を解
消するとともに、自動運転車両への対
応を通じ、ドライバー不足へも対処。
・加えて、庫内の自動化等により、荷待
ち時間のさらなる短縮を実現。
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