よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3 戦略17分野における「主要な製品・技術等」の官民投資ロードマップ(案) (226 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2026/0624agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(第8回 6/24)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1.現状認識と目指す姿【目標】
(1)現状
①現状
• 水素・アンモニアは、脱炭素に加えて、国産エネルギーの活用手段として、エネルギー安全保障の観点から
も関心が拡大。市場・産業全体の成長は、一時の高水準の予測からは減速しつつも、堅調に推移。
• 政府支援と組み合わせて、(脱炭素電源コストが相対的に安い)中国・欧州・インド等を中心に着実に底堅
い投資が進行している状況。
• 我が国は、諸外国に先駆けて水素関連技術開発の開発・実証を推進。ⅰ)水素アンモニア混焼/専焼タービン、
ⅱ)水電解装置、ⅲ)液化水素関連機器、ⅳ)燃料電池をはじめ、サプライチェーン全体を通じて技術優位を有
する技術・製品を保持。
②取り巻く環境と構造変化
・水素サプライチェーンがグローバルに拡大していく中、先行して関連機器の市場を握り、「不可欠性」を確
保しておくことが「技術で勝って、ビジネスでも勝つ」ための鍵。特に、GAFAMのような先進的なグローバ
ル企業では、脱炭素に向けた動きは依然として変わっておらず、こうしたグローバル企業のサプライチェー
ンから排除されてしまうリスク管理の観点からも、水素サプライチェーン市場への積極的な参入は重要。加
えて、発電や多排出産業における水素等の活用は、引き続き、脱炭素化に向けた有力な選択肢。
③経済的・戦略的重要性
・経済的重要性:2050年には世界で約30~40兆円規模に拡大すると見られる水素・アンモニア関連市場にお
いて、そのサプライチェーンを構成する製品・サービスの輸出により、新設・更新・メンテナンス需要も取
り込むことで、収益獲得が期待される。これらの製品・技術は高度な国内サプライチェーンに支えられてお
り、国内産業の強化にも寄与する。
・戦略的重要性:水素技術を自前で確保することは、グローバルに進展するGX市場で、“買わされる側”に回ら
ないために重要な自律性の確保につながる。また、水素等を活用した国内火力の脱炭素化は、安定供給に当
面不可欠な調整力を維持しつつ、火力の活用余地を広げ、エネルギー安定供給/安全保障に貢献する。さら
に、水素等は、再エネや脱炭素技術を活用したブルー/グリーン水素・アンモニアや、将来的な価格低減の
潜在性をもつ高温ガス炉や天然水素等、製造手法の多様性から、従来の化石燃料よりも、供給国が多角化す
る可能性。特に、中東依存9割の石油代替燃料として、供給国の多様化を通じた安定供給に貢献。

資源・エネルギー安全保障・GX
水素等

(2) 目標
①国内外で獲得を目指す市場:
・ 2030年に最大300万t/年、
2040年に1,200万t/年、
2050年に2,000万t/年程度
の水素等の導入を目指す。
・2050年30~40兆円規模への
拡大が見込まれる水素サプラ
イチェーン全体で「技術で
勝って、ビジネスでも勝つ」
ことを目指し、ガスタービン、
水電解装置、船舶・液化水素
関連機器、燃料電池等、サプ
ライチェーンを構成する製
品・サービスを輸出し、
2050年時点で10兆円程度
(年間)の獲得を目指す。
②達成すべき戦略的な目標:
・水素等の活用を通じて、我が
国の自律性/不可欠性の向上、
エネルギー安定供給/安全保
障の確保を図る。

225