ＦＡ－２

公募研究課題

（１）研究課題名
曝露マーカー を用いた 加熱式たばこ による受 動喫煙の健康 影響の評 価、受動喫煙 環境の 評
価、および課題解決に資する研究（２６ＦＡ０２０１）

（２）目標
紙巻たばこについては受動喫煙による健康影響が明らかである。一方、加熱式たばこについ
ては、主流煙にニコチンや発がん性物質が含まれているものの、受動喫煙による長期的な健康
影響を予測することは難しい。このような状況を踏まえ、令和２年４月１日から全面施行され
た改正健康増進法においては、加熱式たばこによる受動喫煙が人の健康に影響を及ぼす調査研
究を一層推進し、可能な限り早期に結論を得るよう附帯決議がなされた。
本研究では、加熱式たばこの喫煙及び受動喫煙による健康影響の評価方法の更なる検討に加
え、喫煙室の実態に則し、加熱式たばこの受動喫煙の健康影響や、水たばこの受動喫煙の健康
影響の予測及び評価を行う。

（３）求められる成果
○これまでに明らかとなった曝露マーカーを用いた加熱式たばこの喫煙及び受動喫煙の評価方
法の開発及び検証
○開発した方法に基づいて実施された加熱式たばこの喫煙及び受動喫煙の影響（特に急性影響
及び長期影響（疾患の罹患））の評価
※こどもや妊婦への影響も含めて解析することが望ましい
※動物実験・ヒトでの治験の情報を網羅的・系統的に収集すること
※解析対象となる加熱式たばこは、国内で主に使用されている複数のメーカーのものである
ことが望ましい
○水たばこに関する健康影響の評価
○喫煙室内の空気質調査を含めた喫煙室の実態調査
○喫煙室の設置にあたっての技術的又は運用面の課題収集と方策についての情報収集
○屋外での受動喫煙による健康影響に関するエビデンスの収集と評価

（４）研究費の規模等 ※
○研 究 費 の 規 模： １課題当たり年間 25,000 千円程度※（間接経費を含む）
○研 究 実 施 予 定 期 間： 令和８年度～令和 10 年度
○新規採択課題予定数： １課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

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