【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (78 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
正しい情報提供や持続可能ながん相談支援の実施(アピアランスケアを含む)に向けた体制
整備に資する研究(26EA1201)
(2)目標
がん患者の療養生活や価値観が多様化する中、「第4期がん対策推進基本計画」 ※ 1 も踏ま
え、がんに関する相談支援・情報提供に関する取組が進められてきた。今後がん相談支援セン
ターのがん専門相談員(以下「相談員」という。)には幅広い知識が求められることとなる。
また、がんの治療を受けながら又は治療終了後に働くがん経験者の増加に伴い、がん治療の副
作用に関する悩みが増加している。特に外見の変化(爪の変化、皮膚障害、脱毛等)を持つが
ん患者に対する支援(アピアランスケア)が必要とされている ※ 2 。本研究では、多様化・複
雑化するニーズに対応できるがん相談支援センターの質の確保及び持続可能な相談支援・情報
提供体制の構築に つな げることを目標と する 。具体的には、関 係す る先行研究の成果 を踏 ま
え、相談員向けの研修の継続的な効果検証、医療機関で実施する情報提供方法の構築及びその
検証を行う。また、全国の拠点病院等においてアピアランスケアを実装するため、更なる介入
効果の検証や指導者育成のための取組を行う。
※1
「第4期がん対策推進基本計画」においては、多様化・複雑化する相談支援のニーズに対応できる
質の高い相談支援体制の整備を推進するとともに、持続可能な相談支援体制の在り方等について検討
することを求めている。情報提供については、科学的根拠に基づく情報の提供及び均てん化に向けた
体制を整備すること等を求めている。
※2
国は、がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針において、がん診療連携拠点病院等(以下「拠
点病院等」という。)にてアピアランスケアに関する相談支援・情報提供体制を整備することを求め
ている。
(3)求められる成果
〇先行研究の取組であるがんの相談支援に携わる者への評価票等を活用して、全国の相談員が
セルフチェック及び自己研鑽を実施する試行的取組を行う。具体的には、当該評価票等を活
用した相談員の質の向上のためのモデル的な取組を一部の地域で実施し、その効果を検証し
た上で、横展開に資する資料を作成する。
○拠点病院等において各職種の連携及び分業化による持続可能な相談支援及び情報提供体制の
好事例の収集及び好事例を踏まえたモデルの提示を行った上で、実装可能性を検証する。
〇拠点病院等における、アピアランスケア介入効果を検証する。
○アピアランスケアの均てん化に向けた、指導者養成のための教育資材を開発する。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模:
〇研 究 実 施 予 定 期 間:
〇新規採択課題予定数:
1課題当たり年間 18,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
令和8年度~令和9年度
1課題程度 ※
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