よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (322 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

KD-2

公募研究課題

(1)研究課題名
有機シアン化合物の包括的な急性毒性評価のための研究(26KD0201)

(2)目標
毒劇法において、「有機シアン化合物」は包括的に劇物として指定されている。「有機シア
ン化合物」には、 その 毒性等が「毒物劇 物の 判定基準」で示さ れた 基準に満たないも のも あ
り、これまでに多くの時間と資源を費やして薬事審議会等における個別の毒性の確認を経て、
「劇物」から除外されたものも多数ある。このような中、合理的な規制に当たっては、毒性の
低いと考えられる構造を有する物質群の包括的な除外を検討することが課題である。
本研究では、「有機シアン化合物」について、 in vivo 並びに in vitro の毒性評価法及び
物理化学的評価を 含め 、多面的に調査・ 検討 を行う。そして、 得ら れた成果を総合的 に勘 案
し、毒劇法における有機シアン化合物の規制に係る課題について整理し、包括的な急性毒性評
価の提案を行う。

(3)求められる成果
①毒性が低いと考えられる「有機シアン化合物」について包括的な急性毒性評価を提案する。
なお、この提案は、国内のみならず国際的なコンセンサスを得られるレベルのものであるこ
とが望ましい。
②①の提案の基礎となった資料を取りまとめる。

(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 16,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和 10 年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

(5)採択条件
○毒劇法における毒性評価に精通する専門家が研究班に参加していること。
○専門家、行政、業界団体等の関係者の意見が反映される体制が整備されていること(研究計
画書の「2 研究計画・方法」において、意見聴取の機会等が記載されていること)。
○個別の化学物質ではなく、「有機シアン化合物」の包括的な急性毒性評価の提案がなされ、
これが行政施策等へ反映されることを念頭に置いており、「有機シアン化合物」に係る広範
な化学物質の調査・試験等を行うことが期待されるため、調査・試験を行う化学物質・製剤
等の品目の目標数と、目標数の調査・試験を達成するための計画について研究計画書に記載
すること。
319