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【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (201 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
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GC-4

公募研究課題

(1)研究課題名
薬物依存症における薬物種別による患者傾向を踏まえた治療方法および支援方法を検討する
ための研究(26GC0401)

(2)目標
令和6年度「全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査」において、過去
1年以内に薬物使用がある対象者のうち、市販薬・処方薬を主たる薬物とする者が半数を占め
ると報告された。先行研究では、薬物依存症患者に対する現行の介入方法が市販薬・処方薬依
存症患者に対しても効果があるか検証が試みられたが、中高年男性の覚醒剤使用者と同一のプ
ログラムに参加することの心理的障壁等から、集団療法という治療構造への参加自体の困難さ
が示唆された。
本研究では、市販薬・処方薬依存症患者への効果的なアプローチを明らかとすることを目標
とする。実施方法に関する検討を十分に行った上で、既存の薬物依存症治療プログラムによる
効果検証を行う。また、個別性に配慮した効果的な介入方法の提案を行う。

(3)求められる成果
○市販薬依存症患者への聞き取り等を行い、集団療法プログラムに参加するにあたっての促進
・阻害要因について検討し、参加が促進される実施方法を例示する。
○市販薬依存症患者に対し、既存の薬物依存症に係る認知行動療法的手法を用いた介入を実施
し、効果検証を行う。
○個別性や違法薬物に対する依存症との差異を踏まえて介入方法を検討し、既存の集団療法プ
ログラムに限定されない効果的な介入方法を提案する。

(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 12,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和9年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

(5)採択条件
○薬物依存症に関する豊富な知見を有した専門家(薬物依存症の十分な診療経験、研究経験の
ある精神科医等)が研究代表者であること。
○既存の薬物依存症に係る認知行動療法的手法を用いた介入の実施にあたっては、精神科医又
は精神科医の指示を受けた看護師、作業療法士、精神保健福祉士若しくは公認心理師で構成
される2人以上の者(このうち1人以上は薬物依存症集団療法に関する適切な研修を受けた
精神科医、看護師又は作業療法士であること。)が実施できる体制を構築すること。
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