よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (260 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

IA-3

公募研究課題

(1)研究課題名
公衆衛生の観点から行う承諾解剖の推進研究(26IA0301)

(2)目標
公衆衛生等の観点から行われる承諾解剖については、検案医等が解剖の必要性を判断し、遺
族の承諾を得た上で実施されるが、その実施率は低い。その要因として、こうした承諾解剖の
必要性や対象等について法医学者や検案医等といった死因究明にかかる地域の関係者に共通の
理解がないこと、 各地 域において承諾解 剖を 実施する体制が整 って いないこと等が考 えら れ
る。
本研究では、
・法医学者や検案医等の地域の関係者が、公衆衛生等の観点から行われる承諾解剖の必要性
や対象等を理解し、遺族等に対して適切な説明を行うとともに、遺族等が承諾解剖の必要
性を十分に認識できるよう、承諾解剖の目的、対象及び遺族への説明手順等を定めた方針
を作成すること
・監察医解剖や承諾解剖の実施により得られた情報を基に、公衆衛生の向上に活用できる事
例や活用の効果等について取りまとめを行うこと
を目標とする。

(3)求められる成果
〇法医学者や検案医を対象とした調査を実施し、公衆衛生の観点から行われる承諾解剖・検査
に関する判断基準、必要人員、役割分担、事務フロー、費用等の実態を把握する。
〇把握した実態や 、死 因究明等の専門家 、関 係団体等の意見も 踏ま え、承諾解剖の目 的や 対
象、遺族への説明手順等を定めた方針を作成する。
○監察医解剖や承諾解剖により得られた情報を基に、公衆衛生の向上に活用できる事例や活用
の効果等について取りまとめる。
○その他承諾解剖の推進に必要な方策を検討し、取りまとめる。

(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 3,800 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和9年度
〇新 規 採 択 課 題 予 定 数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

(5)採択条件
〇法医学的な解剖等の死因究明について精通した専門家を研究代表者とする研究班体制が構築
されていること。

257