よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (175 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

FF―1

公募研究課題

(1)研究課題名
新たな末梢血幹細胞採取法の普及等による非血縁者間末梢血幹細胞移植の効果検証および今
後の活用に資する研究(26FF0101)

(2)目標
末梢血幹細胞移植は、骨髄移植と比較して、ドナーの身体的負担が少なく、コーディネート
期間が短いといった利点があり、血縁者間移植を中心に利用されている。がん化学療法などに
よって減少した好中球を増やす G-CSF 製剤は末梢血幹細胞採取において、末梢血幹細胞の血液
中への動員促進に用いられる薬剤である。令和4年から持続型 G-CSF 製剤が導入され、連日の
投与及び入院が不要となった。これにより、血縁ドナーのみならず非血縁ドナーの登録におい
ても有利に働くことが期待されている。本研究では、持続型 G-CSF 製剤の投与実績や治療成績
および有害事象など、本邦の末梢血幹細胞移植の実態を把握する。また、その結果を基に、今
後の効果的かつ効率的な末梢血幹細胞採取及び持続可能な造血幹細胞移植提供体制について検
証する。

(3)求められる成果
〇持続型 G-CSF 製剤の普及・実情を踏まえた効果的な末梢血幹細胞移植ドナーコーディネート
体制整備に関する提言を行う。
〇末梢血幹細胞移植等に関する診療ガイドラインの作成・改訂等に資する科学的知見の収集・
整理・とりまとめを行う。

(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 8,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和 10 年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等
については、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

(5)採択条件
○ 造血幹細胞移植に関連する様々な専門家(血液内科医師、造血幹細胞移植に関する有識
者)に加え、関連学会、日本骨髄バンク、さい帯血バンク、日本赤十字社等から協力が得
られる体制が構築されていること。
○ 本研究に関連する研究業績を有する専門家が研究代表者または研究分担者として研究組織
に参加していること。
○ 「効率的でドナーの負担軽減に資する末梢血幹細胞採取法の確立と非血縁者間末梢血幹細
胞移植の治療成績向上のための研究(23FF1002)」等の先行研究の内容を踏まえ
て研究を遂行できること。
172