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【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (270 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
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公募研究課題

(1)研究課題名
災害支援精神医療チーム(DPAT)の災害時における他の支援チーム等との連携推進及び災害
時の医療提供体制の整備・構築のための研究(26IA0901)

(2)目標
発災直後から被災地で活動する DPAT においては、地域の保健師や DMAT 等の他の災害支援チ
ームや自治体等との連携が重要である。これらの連携により、急性期の精神保健医療ニーズを
把握し、対応することが必須である。また、発災後の段階によって各機関等とのスムーズな連
携体制を構築することも重要である。その際は、災害の長期化によるストレス等、新たな精神
保健医療ニーズの発生、DPAT の活動の段階的な地域の精神保健医療体制への移行などを考慮す
る必要がある。
一方、精神疾患がある被災者の入院治療を含む対応には、特に専門的知識や病床などが必要
になることが多い。DPAT だけでなく、災害時に精神科病院等の患者の受入れや、精神症状の安
定化等を行う災害拠点精神科病院との連携も重要になる。
本研究では、DPAT が災害時により効率的、効果的に活動するための他の災害支援チームや行
政等との連携に当たっての情報共有や協働に関する課題を明らかにする。また、円滑な活動や
連携推進を可能とする災害拠点精神科病院の運用案や発災時の DPAT の待機基準案を示す。

(3)求められる成果
○DMAT 等の他の災害支援チームに対する質問紙調査等を実施し、DPAT との連携の課題等につ
いて明らかにする。
○自治体や実際に対応した DPAT 隊員に対する質問紙調査やヒアリング等を通して、災害初動
期や災害が長期化した際に、対応が自治体へ移行する際の課題や災害拠点精神科病院との連
携等の情報について明らかにする。
○抽出された課題を踏まえ、DPAT がより円滑な活動を行うためのこれまでの優良連携事例の提
示や効率的な連携のための方策を示した基礎資料を作成する。
○発災時に迅速な被災地対応に資する DPAT の待機体制の基準案を作成、提案する。
○円滑な DPAT の活動や他の災害支援チーム連携ができるような災害拠点精神科病院の運用案
を作成する。

(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 5,500 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和9年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

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