【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (256 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
地域の実情に 応じたか かりつけ医機 能の確保 を推進するた めの政策 研究(26I A01 0
1)
(2)目標
今後、複数の慢性疾患や医療と介護の複合ニーズを有する高齢者の更なる増加と生産年齢人
口の急減が見込まれる。地域によって大きく異なる人口構造の変化に対応して、「治す医療」
から「治し、支える医療」を実現していくことが必要である。そのため、これまでの地域医療
構想や地域包括ケアの取組に加え、地域におけるかかりつけ医機能が一層重要となる。かかり
つけ医の機能が発揮されるためには、地域の実情に応じて、各医療機関が機能や専門性に応じ
て連携することが必要である。また、自らかかりつけ医機能の内容を強化することで、地域に
おいて必要とされるかかりつけ医機能を確保することも求められる。
また、令和8年から「かかりつけ医機能報告」制度、かかりつけ医機能の発揮のための「地
域における協議の場」(都道府県において実施)が開始される。これらの制度等を実効性のあ
るものにすることも必要である。
本研究では、今 後の かかりつけ医の制 度に 関する議論等を踏 まえ 、「地域における 協議 の
場」の実効性を確保するための課題抽出、地域の状況の明確化の指標策定を目的とする。
(3)求められる成果
○「かかりつけ医機能報告」において報告された内容を地域の実情と照らし合わせて分析し、
調査項目及び活用方法の提案を行う。
○「地域における協議の場」における実効的な協議等に資するデータブックの作成にあたって
の課題を抽出し、地域の状況を明確化する。その際は、「かかりつけ医機能が発揮される制
度の施行に関する分科会報告書」に加え、地域医療構想や医療計画に関する議論や地域包括
ケアの取組等も踏まえて行う。
また地域の状況をより具体化し、議論を深化させるために必要な指標例の策定、国保データ
ベース等を用いて指標を検証も行う。
○地域医療構想と医療計画の議論の過程や地域包括ケアの取組も踏まえた課題の抽出と、整合
性をとるための既存の指標例の調整を行う。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 10,960 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和 10 年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
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