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【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (52 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
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BA-2

公募研究課題

(1)研究課題名
健康危機、気候変動を含む国際保健における重要な課題解決のための研究(26BA020
1)

(2)目標
IHR 改正(令和6年)、パンデミック協定(仮名、令和7年)等、近年、グローバルヘルス
に関する国際文書の制定や改定が続いている。また、COP28 のヘルスデーをはじめとし、近年
気候と健康の関連性が強調されている。我が国は、令和6年に「気候変動と健康に関する変革
的 行 動 の た め の ア ラ イ ア ン ス 」 ( ATACH) に 参 加 し た 。 今 後 も 、 我 が 国 が 戦 略 的 か つ 効 果 的
に、健康危機に関する国際保健行政において、リーダーシップを発揮することが重要である。
このため、本研究では、近年制定等された国際文書やその交渉経緯について分析を行う。ま
た、世界各国の健康危機への備えと対応に貢献できるように、ワクチン・治療薬・診断薬の研
究開発及び生産能力等に関する具体的な支援の内容を検討する。さらに、COP28 のヘルスデー
をはじめとする国際保健分野における「気候変動と健康」の論点整理を行い、WHO 西太平洋地
域の関連会議や ATACH 総会等において、日本の知見を共有するための概念形成を進める。

(3)求められる成果
○令和6年の IHR 改正及び令和7年のパンデミック協定(仮称)をはじめとする最新の国際文
書とその交渉に関する包括的な情報収集を行うとともに、技術的・法的観点からの分析を通
して各国の提案内容を理論的・実務的な妥当性から確認する。これにより、交渉戦略を強化
することで日本の交渉におけるプレゼンス及びリーダーシップを確保し、議論の場において
主導的な役割を果たすことを目指す。
〇ATACH や関連の気候と健康に関する WHO 等の関連会議や組織体における議論、他国の取組等
の整理・分析を行う。その結果を基に、我が国が取り組んでいる関連の取組のうち他国にと
って有益なものについて検討を行う。検討結果を踏まえ、政策立案や国際会議参加に資する
具体的な提言を行う。
○これらの分析結果をまとめ、日本が気候変動と健康に関する分野で主導的役割を果たすため
の基礎資料の作成や提案を行う。
○その他、国際保健の課題における、直近の議論等についてフォローアップ、整理・分析を行
い、日本が国際保健分野でリーダーシップを発揮するために必要な提言を行う。

(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 3,000~8,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和9年度
〇新規採択課題予定数: 1~3課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
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