【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (92 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
がんの年齢調整死亡率等に影響を与える今後のがん対策の検討に資する研究(26EA19
01)
(2)目標
「第4期がん対策推進基本計画」では、全体目標・分野別目標・個別目標を設定し、各施策
の関連性を明確にし、PDCA サイクルを効果的に機能させるため、ロジックモデルを用いた評価
を行っている。がん対策の最終アウトカムとしては、がんの「年齢調整死亡率」、「年齢調整
罹患率」、「5年生存率」を設定しており、これらは施策の効果を評価する上で重要な指標で
ある。これらの最 終ア ウトカムに影響を 与え る分野別・中間ア ウト カムとの関係を明 らか に
し、科学的根拠に基づいて改善に役立つ施策の評価と検討が求められている。
年齢調整死亡率については、全体としては減少傾向にあるものの、がん種や地域によっては
増加傾向も見られ、こうしたがん種に対しては、科学的根拠に基づいた改善策の検討が必要で
ある。また、年齢調整罹患率も、一次予防の観点から重要な指標だが、国際的に見て増加傾向
にあるがん種もあり、その抑制に向けた施策の検討が求められている。
本研究では、年齢調整死亡率・罹患率及び5年生存率の改善に資するために、諸外国の状況
や取組を把握するとともに、各アウトカムと施策との関係を検証し、アウトカムの改善に繋が
る施策を明らかにする。また次期がん対策推進基本計画の策定における基礎資料となる知見を
得る。
(3)求められる成果
〇年齢調整死亡率・罹患率の上位となっているがん種や、年齢調整死亡率・罹患率の推移が諸
外国と比べて増悪しているがん種について、諸外国の年齢調整死亡率・罹患率及び5年生存
率を比較するとともに、各国のがん対策施策について、現状(がん検診受診率、がん検診精
密検査受診率を含む)や、対策(がん検診受診率・精密検査受診率等の向上施策を含む)を
明らかにし、次期計画策定に当たっての基礎資料を作成する。
〇がん種毎の年齢調整死亡率・罹患率及び5年生存率の推移について、地域間において有意な
差が生じている場合、その原因として考えられる要因(がん診療連携拠点病院の医療整備状
況等)を抽出し、実施しうる対策を整理する。
〇最終アウトカムである年齢調整死亡率・罹患率及び5年生存率の改善に資するよう、第4期
計画のロジックモデルに基づく施策との関係や効果の検証を行い、次期計画の見直しに資す
る基礎資料を作成する。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模:
〇研 究 実 施 予 定 期 間:
〇新規採択課題予定数:
1課題当たり年間 12,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
令和8年度~令和 10 年度
1課題程度 ※
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