【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (203 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
医療観察対象者の社会復帰を目指した指定入院医療機関による入院医療の質の向上のため
の研究(26GC0501)
(2)目標
医療観察法における入院医療では、入院処遇ガイドラインにおいて1年6月の標準治療期間
が示されているものの、近年の平均入院期間は約3年となるなど入院の長期化が課題となって
おり、早期退院に向けた効果的な治療プログラムの改善等が求められている。
他方で、警察庁における第5次犯罪被害者等基本計画の策定に向けた議論の中で、医療観察
対象者事件における犯罪被害者等の関与(犯罪被害者等の心情を対象者に伝える等)を求める
意見も出ている。
本研究では、入院中の医療観察対象者の早期退院に向けた効果的な治療プログラム等に係る
基礎資料の作成のほか、必要に応じて、医療観察法の目的である医療観察対象者の社会復帰の
促進を踏まえた医療観察対象者及び犯罪被害者の情報の取り扱い等を整理することを目標とす
る。
(3)求められる成果
○入院中の医療観察対象者の早期退院に向けた効果的な治療プログラム等に係る基礎資料の作
成。
○犯罪被害者の心情等を医療従事者が把握すること又はそれを入院中の医療観察対象者に伝え
ること等、犯罪被害者の情報を取り扱うことによる医療観察対象者の社会復帰に対する影響
の把握(類似した海外文献の参考も含む)。
○上記の結果をふまえ、必要に応じて、医療観察対象者及び犯罪被害者の情報の取り扱い方等
を整理する。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 7,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和 10 年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
(5)採択条件
〇医療観察法の入院による医療に関する様々な専門家(精神科医、看護師、臨床心理技術者、
作業療法士、精神保健福祉士等)を研究代表者又は研究分担者とする研究班の体制が構築さ
れていること。
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