【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (293 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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る施策の推進に資する研究
○食品安全行政への新たな技術の活用
・最新の科学的知見に基づいた、国内外に流通する食品等の安全性確保のための効果的かつ
効率的な監視・検査等の方法(AI 等のデジタル技術の活用を含む)並びに各種試験方法の改
良・開発に資する研究
・新たな情報技術を応用したリスクコミュニケーションの手法等の開発に関する研究
○若手枠の推進による新規参入の促進
・食品安全行政の推進に資する研究分野における若手育成のための研究
(4)期待されるアウトプット
〇国内流通食品等における、食品衛生上の問題発生時における原因究明手法の確立、及び原因
究明の迅速化を図る。
〇食品の監視指導や安全性確保に関し、実態に即したデータを収集、整理、解析し、食品監視
に関する審議会等の資料を作成する。また、AI 技術等を用いたより効率的な監視・検査等の手
法を開発する。
〇 食 品 安 全 に 関 連 す る 科 学 的 知 見 や 考 察 を と り ま と め 、 コ ー デ ッ ク ス ※ 、 SPS( Sanitaryand
Phytosanitary Measures ; 衛 生 と 植 物 防 疫 の た め の 措 置 ) 、 EPA ( Economic Partnership
Agreement;経済連携協定)等の国際会議における外交交渉等に活用できる資料を作成する。
※国連食糧農業機関及び世界保健機関により設置された、食品の安全性と品質に関して国際
的な基準を定めている政府間機関。
〇国際会議における HACCP 等の食品衛生管理、監視指導等に関し、日本政府の対応・貢献に対
する専門的助言を行う。
〇諸外国における検査法の調査を行い、国内で実行可能な検査法の検討及び妥当性確認等を行
い、輸出相手国からの輸入条件に適合させる。
(5)期待されるアウトカム
〇自治体等における監視指導等の施策への成果の反映により、危機管理を含む食品の安全対策
が一層強化される。また、食中毒等による健康被害の未然防止が図られることにより、発生
件数及び患者数の低下等が期待される。
〇科学技術の進展に伴い高度化する食品技術等に対して、自治体等の現場における科学的な監
視指導の実施、効率化等に寄与することが期待される。また、と畜検査等の効率化により、
公務員獣医師の不足解消の一端を担うことができる。
〇国際機関への情報提供などを通じて、食品安全の向上に関する国際貢献においてわが国が高
い評価を得ることが期待される。また、食品の衛生管理手法の国際調和及びその推進を図る
ことにより、輸出入時における食品衛生上の障壁を取り除くこととなり、農林水産物・食品
の輸出額の増加につながることが期待される。
〇効果的なリスクコミュニケーションの手法の開発、実施等を通じて、消費者、食品事業者、
行政等の関係者が相互に信頼できる食品安全施策となることが期待される。
(6)国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究との関係性について
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