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【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (124 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
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FA-15

公募研究課題

(1)研究課題名
糖尿病合併症の実態把握と評価・管理のための研究(26FA1501)

(2)目標
糖尿病患者数は増加傾向であり、令和6年度から開始した健康日本 21(第三次)や医療計画
においては、糖尿病の発症予防・重症化予防の取組や医療提供体制整備を進めることとしてい
る。代表的な糖尿病の合併症である腎症、網膜症、神経障害はいずれも患者本人の QOL を著し
く低下させるのみならず医療費負担も大きいことから、適切な管理により糖尿病合併症の進展
を予防することは重要である。糖尿病細小血管障害の一つである糖尿病網膜症の予防・重症化
予防のためには定期的に眼科を受診し、網膜症検査を実施する必要があるが、糖尿病患者にお
ける網膜症検査の実施率は糖尿病認定施設においても高くない。また、神経障害は痺れ、自発
痛、無自覚性低血糖、膀胱機能低下等の原因となり生活の質の低下を来すのみならず、末梢血
流障害とともに糖尿病足病変の成因でもあり、重症化すると下肢切断に至ることもある重要な
合併症であるが、その診断と管理手法は一般診療には十分に普及していない。
そのため、本研究では糖尿病神経障害・足病変や糖尿病網膜症等の糖尿病合併症に焦点を当
てて、その実態把握、課題抽出、解決策等について検討を行う。

(3)求められる成果
○先行研究等を踏まえ、糖尿病合併症(網膜症、神経障害、足病変)の実態を把握するととも
に、各糖尿病合併症診療における課題を抽出する。
○効果的な糖尿病神経障害・糖尿病足病変の診断・管理に係る手法・ツール等の提案を行い、
作成したツール等を診療ガイドラインの改訂等に反映させる。
○上記で反映した内容の普及・啓発を行うための資材を作成する。
○効果的かつ継続的な糖尿病網膜症の管理(眼科受診を促す取組を含む)に係る提案や好事例
の収集等を行う。

(4)研究費の規模等 ※
○研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 5,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
○研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和9年度
○新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

(5)採択条件(【

】内は条件を満たしていることを示す書類等)

○糖尿病の専門家のみならず、循環器疾患、血管外科、眼科等の多分野の専門家が参加し、連
携ができる研究班体制が構築されていること。
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