【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (245 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
個別施策層等に対する HIV 感染症・エイズの普及啓発と行動変容を促すための介入方法の確
立に向けた総合的な研究(26HB0401)
(2)目標
現在でも日本では、新規感染者等のうち、エイズ発症後に HIV の感染が判明した者の割合が
約3割を占めているため、HIV 感染の診断をより早い時点で行えるよう、対策が必要である。
本研究では、HIV 感染症・エイズにおいて特別な配慮を必要とする個別施策層及び UNAIDS が
挙げているエイズ施策の鍵となる人々(キーポピュレーション)(以下「個別施策層等」)を対
象とした、HIV 感染症・エイズの最新の正しい知識の普及啓発と行動変容を促す介入方法の確
立にむけた検討を行う。特に日本の新規感染者等は、MSM(men who have sex with men)が感染
者等の大半を占めているため、エイズ動向委員会のブロック区分ごとの MSM 人口分布推計値を
把握し、効果的かつ効率的な MSM の啓発活動の強化を通して、HIV 検査の受検者数を増加させ
る具体策についての提言も行う。
(3)求められる成果
〇HIV 感染の 診断が遅 れる要因に ついて 、関 係者へのヒ アリン グ等 の複数の方 法によ り調 査
し、分析及び評価を行う。調査においては、大都市と地方都市の両方を対象とし、全国的な
傾向を把握すること。また、調査において普及啓発が到達していない者を把握し、そのよう
な者に対して行うべき具体的な介入方法の提言を行う。
〇個別施策層等に普及啓発すべき HIV 感染症・エイズの最新の知識、行動変容を促す介入方法
をまとめる。また、医療機関や NGO 等との連携体制の好事例の情報を収集する。これらの取
りまとめた情報をリーフレット等の媒体にまとめる。
〇エイズ動向委員会のブロック区分ごとの MSM 人口分布推計値を把握する。
〇全国の MSM の支援を実施している民間団体が行う HIV 感染症・エイズの普及啓発活動、行動
変容を促す介入方法について、好事例をまとめる。そして、まとめた情報をコミュニティー
センター に提 供し、MSM に対する 普及啓 発等 の実施に 向け た実践 的 な方法を 整理 ・提供 す
る。
〇他分野で継続的な運営に成功している民間団体の事例を収集し、人員体制や資金収集などの
方策を整理し、コミュニティーセンターの活動基盤の強化に役立てる。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 18,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和9年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
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