【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (241 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
日本における HIV 感染症の発生動向等の解析に資する研究(26HB0201)
(2)目標
UNAIDS(Joint United Nations Programme on HIV/AIDS)が掲げる「95-95-95 目標」 ※ の将来
的な達成のため、エイズ予防指針において、具体的な目標を設定する必要がある。そのため、
日本国内のケアカスケード(HIV 感染者の診断率、診断を受けた感染者の治療率、治療中の感
染者のウイルス量抑制率の一連の評価)について、エイズ動向委員会のブロック区分ごとに正
確な把握が必要である。本研究課題では、日本国内のケアカスケードの評価に必要な疫学デー
タの収集と推定値の算出を目標とする。
※HIV 感染を自覚する者、定期的に治療を受ける者、他者に感染しない状態にまでウイルス量を低下させ
た者、のいずれも 95%以上とするという目標。
(3)求められる成果
〇精度の高い数理 モデ ル(海外で推奨さ れる もの又は独自に開 発し たもの)等を用い た国 内
HIV 感染症患者数の推定。
〇国内のケアカスケードの正確な数値を算出するための手法の検討。
〇エイズ動向委員会のブロック区分(北海道・東北、関東・甲信越、東海、北陸、近畿、中国
・四国、九州)ごとのケアカスケードの推計。なお、推計したケアカスケードの値の妥当性
を検討するため、公的な推計データ(他国を含む)との比較を行うことが望ましい。
〇現行の感染症発生動向調査の情報収集体制における課題の抽出、新たに収集すべき疫学情報
の項目についての提言。
〇現行の施策がケアカスケードに与える影響の分析・推計、その結果に基づいたより有効な施
策の提言。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 15,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和9年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
(5)採択条件
〇感染症の疫学に関連する様々な専門家(HIV 感染症の専門家、統計の専門家を含む)を研究
代表者又は研究分担者とする研究班体制が構築されていること。
〇行政機関の意見が反映される体制が整備されていること。
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